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行動異常

行動異常の詳細は、世界の合言葉は森部 new window様、ZsnsK's F**kin' Site new window様の解説を参照されたし。

行動異常は、敵専用の状態異常のようなもので、取扱説明書含め、ゲーム内では詳細な説明はない。
ゲーム内における技の説明に、行動異常による効果と思われる解説がついていることがある、という程度である。
例えば「マザーイメージ」の説明に「敵の攻撃意欲をなくす」とあるが、「マザーイメージ」で行動異常を起こした敵は説明通りに一切攻撃してこなくなる。ただし状態異常とは異なり、行動異常を起こしたかどうか、戦闘中に表示されることはない。
全16種類存在しているが、隠し要素のため、それぞれに明確な名称はなく、ゲーム内データの番号(ID)では、番号0~9、A~Fとなっている。
また番号0は、番号1以降の行動異常を解除するという効果がある。よって実質的には全15種類ということになる。
なお、リメイク版では、行動異常8~Fに名称が付き、プレイヤーにもわかる形で実装されている。

「敵専用」と上に記したが、味方キャラが敵として登場する時(最終編で、仲間にする時に戦闘になるポゴやおぼろ丸など)の戦闘では、行動異常にさせることができる。
なので厳密に言えば「プレイヤーが操作するキャラは行動異常にかかることはない」。

行動異常は、
「必ず発生するが、敵にターンが回ってきた時に一定確率(具体的には敵の現在レベル/128)で回復する」
「BREAK DOWNする敵は敵味方いずれかのターンが回ってきた時に必ず回復する」
という特徴がある。
ただし、レベル変動の行動異常の仕様はややこしく、BREAK DOWNする敵を相手にすると、レベルダウンさせる行動異常だけは「レベルアップさせる」ような行動異常だけを付与させる結果になる。
(詳しい説明は上サイト様にある通り)
「マザーイメージ」には移動変化以外に「敵のレベルを+2」する効果もあるのだが、BREAK DOWNする敵に対しては、移動変化は起こせないものの、逆にレベルダウンの効果を与えることができてしまう。

行動異常の仕様自体は少々ややこしいが、普通にプレイする分にはあまり気にするほどのことではない。
ただし、一部の技が使えなくなることや、移動変化することは覚えておいて損はない。
有効活用できる場合は、当攻略でも触れているので参考にしていただきたい。
以下でざっとではあるが、行動異常について説明をしている。

行動異常による変化

行動異常によって起きる変化は、

  • 敵のレベル変動
  • 敵の技の使用制限
  • 敵の移動変化
  • 敵の行動順の変化(厳密には、敵に設定された順序ポイントという値の変化)

であり、16種類の行動異常の中でどれがどのくらい変化するか設定されている。
以下では詳細を省いて紹介しておく(特に順序ポイント関係はややこしいので、ここでは適度に省く。詳細は上サイト様の解説または、当攻略の▶ターンや行動順の詳細参照)
仮称における『』表記はリメイク版での名称。

番号(ID)仮称レベル変動使用不能技移動変化行動順
0行動異常解除
1レベル+1+1
2レベル+2+2
3レベル−2−2
4レベル−4−4遅くなる
5技制限(1)01
6技制限(2)01,2
7技制限(3)01,2,3
8『停止』−51,2,3,4停止
9『魅了』+21,2,3,4接近
A『目眩』−21,2,3反時計回り回転
B『混乱』(1)0ランダム移動
C(距離維持)+24周囲2マスの距離を保ち静止
D『恐怖』−51,2周囲3マスの距離を保ち静止
E『混乱』(2)−4隣接時は停止や向き変え・それ以外は上に移動
F『興奮』+32,3,4速くなる

敵の通常状態は「行動異常(番号0)」である。よって行動順(順序ポイント関係)の計算などには番号0に設定された値が使用される。
一方で、「行動異常(番号0)」の効果がついた技もある。

敵は最大4種類の技を使い、内部データではそれらに1~4の番号が振ってある。
上の使用不能技欄における数値は、それら技の番号に対応。

行動異常発生条件

行動異常は以下の状況で発生する。

  1. 特定の技で敵を攻撃する
  2. 敵が特定の技を使う(敵自身に発生)
  3. 敵が特定の属性の技を受ける
  4. 味方が特定の装備品を身に着けている時に、戦闘開始時、特定の種族に発生

詳細なデータは、世界の合言葉は森部 new window様内にあるので参照のこと。
1.と2.は技データの「行動異常」、3.は敵データの「カウンター行動異常」、4.はアイテムデータの「開戦時行動異常」に掲載されている。

1. 特定の技による行動異常

味方側の技に行動異常を発生させるよう設定されていて、その技で敵を攻撃した時に行動異常になる。
味方側の場合、アキラの超能力系の技に設定されていることが多い。
眠り+番号8で敵を停止させられる「ヘブンイメージ」など便利な技もあるが、上に記した通り近未来編に多いBREAK DOWNの戦闘では効果を発揮しにくい。
番号9を任意で発生できる唯一の技「マザーイメージ」には、敵が一切攻撃してこなくなるが、味方キャラに接近する移動変化が起きる。また通常自ら移動しない敵も動かすことが可能(ラストボスのピュアオディオも動かすことができる)。
「忍法コマまわし」には180度回転の位置変化の効果があるが、それとは別に行動異常(番号A)の効果も付いている。行動異常での移動変化が発生すると、反時計回りに90度ずつ回転するようになる。

行動異常は攻撃アイテムに設定されていることもあり、中世編の強敵、フェミノフォビア戦では、攻撃アイテム「デモンズクラウド」による技「ならくの暗黒」を当てて行動異常(番号E)を起こすと、デタラメな移動でフラフラするようになり、倒しやすくなる。

2. 特定の技による行動異常(敵自身に発生)

敵側の技に行動異常を発生させる設定がなされており、敵がその技を使うことで行動異常になる。
番号5~7の行動異常は、敵の行動の制御を兼ねている。
西部編ラストボスのディオが「ガトリング射撃」を連発してこないのは、「ガトリング射撃」を使うとディオが行動異常(番号5)になり、技制限状態になって「ガトリング射撃」を続けて使用しないようになっているためである。
幕末編の般若丸が、「一つ人の世悪の元」「二つ不敵なヤサ男」「三つ見事に成敗の」「秘剣!鬼ケ島斬り」と順番に技を使ってくるのも、それぞれの技に番号5~7の行動異常が設定されているため。

3. 敵が特定の属性の技を受ける

敵には各属性の技で攻撃された時に、行動異常を起こすかどうかの設定がなされている。
SF編のミニゲーム「キャプテンスクウェア」に登場する敵コスモストローラは、全属性の技に対し、行動異常(番号D)になる設定がされているため、キャプテンが攻撃するとキャプテンから距離を取るように移動する。
原始編のザコ敵の大半は、火属性の技を当てると行動異常(番号D)になって遠ざかるようになっている。獣が火を怖がるという設定を、行動異常で表現しているのだと思われる。
また、善の技属性の技を当てるとオスの敵が行動異常(番号9)になり技を使わず味方へ移動してくるが、逆に悪の技属性の技をメス(♀)の敵に当てると行動異常(番号9)になるといった、凝った設定がなされている場合もある。

敵の背面から攻撃することで背属性攻撃の扱いとなり、背属性に対する行動異常を起こす敵も数多い。
現代編で森部 生士に背面から攻撃すると、行動異常(番号6)になって「あびせげり」と「通打」しか使わなくなる。

4. 味方が特定の装備品を身に着けている時に、戦闘開始時、特定の種族に発生

数は少ないが、一部装備品を装備している場合、戦闘開始時、特定の種族が行動異常にかかる。
該当の装備品は「メラメラこんぼう」「ペシペシムチ」「マーベラーソード」「勇者のたて」「パラサイトソード」。
「特定の種族」だが、本作の敵には「種族」という隠し設定が存在しており、「メラメラこんぼう」装備時なら、「大型動物」に設定された敵に対し、番号3の行動異常を戦闘開始時に発生させられる。
勇者のたてとは (ユウシャノタテとは) [単語記事] - ニコニコ大百科new windowの説明もわかりやすいので、参考にしていただきたい。

行動異常を発生させる技

これまでの説明の通りに、行動異常発生条件はいくつかあるが、以下では主に味方側が発生させる技がどれかを紹介しておく。
移動変化や技を使用不能にする効果がある、番号8以降の技については、味方側のどの技で発生するのか、ある程度覚えておくと便利。
また、行動異常を活用する場合、行動異常を起こしている最中に番号0の技を当てると、行動異常を解除してしまうことも覚えておきたい。

番号(ID)仮称使用不能技移動変化発生技
0行動異常解除「ウホぷぅ」「忍び斬り」「シュラのイン」「砂ジンの術」「手裏剣乱糸」「忍法雪木がらし」「忍法火の鳥」など
1レベル+1「ドラゴンソウル」「ゲキレツ弾」
2レベル+2「マタンゴ」
3レベル−2「キコキコ」「ホローポイント弾」「プラズマボール」
4レベル−4「デストレイル」「ヘルイメージ」「ノイズストリーム」「魔道士の亡影」「キンギョ弾」
5技制限(1)1「冷たい手」「地震」「はなムチ」「ガトリング射撃」「一つ人の世悪の元」「大ふんか」など
6技制限(2)1,2「怨みの業火」「二つ不敵なヤサ男」「風神シナツヒコ」
7技制限(3)1,2,3「狂乱飛竜脚」「三つ見事に成敗の」「カーテクダサーイ」「水神ミズハノメ」
8『停止』1,2,3,4停止「ヘブンイメージ」「ホーリーブロウ」「ホーリーイメージ」「パープルストレイ」
9『魅了』1,2,3,4接近「マザーイメージ」
A『目眩』1,2,3反時計回り回転「忍法コマまわし」「ウホ」「るーるー」「ヒヨコ弾」「パープルミスト」
B『混乱』(1)ランダム移動「ポコポコビート」
C(距離維持)4周囲2マスの距離を保ち静止(なし)
D『恐怖』1,2周囲3マスの距離を保ち静止「ゴッドボイス」「ウォ~ウォ~」「スリートイメージ」「不動の業火」
E『混乱』(2)隣接時は停止や向き変え・それ以外は上に移動「ブラウンシュガー」「シャドウイメージ」「ならくの暗黒」
F『興奮』2,3,4「ウホウホダンス」「天使のリサーチ」

行動異常の設定は、リメイク版にだいたい引き継がれているため、リメイク版プレイ後にSFC版をプレイする場合、味方側の行動異常はだいたい同じと思っておいて問題ない。
レベル変動を起こす行動異常(番号1~4)は、リメイク版にて命中・回避ダウン効果として引き継がれていることが大半のようである。