基礎知識
戦闘関係
各キャラクターは、右手に武器、左手・頭・体・足に防具、アクセサリー(最大5種)を装備でき、これによって各キャラクターのステータス(力・体・速・知)が上下したり、攻撃力と防御力が上がる。
装備はメニュー画面の「装備」から変更可能(ちなみにキャラクターのステータスも、「装備」画面で確認する)。
装備画面では、例えば「力26 +10」のように、横に数値がつくことがあるが、これはそのキャラクターの元々の力の値が26で、装備品により+10の補正がつき、戦闘中は「力の値が36」として扱われることを示す。
装備補正によりステータスがマイナスされることがあるが、戦闘中での最小値は0で、負の値になることはない。
例えば知の値が素で25のまま、レベルアップでも増加しない高原に、最終編で知−40の補正がかかる「血の魔装」を装備させると、装備画面では「知25 −40」と表示されるが、知の値が−15になったという訳ではない。戦闘中は知の値が0として扱われる。
味方キャラが複数居る場合、装備画面や技画面でL・Rボタンを押すと、他キャラに切り替わる。
本作には利き手の概念はないので、どのキャラも、右手に武器を装備することになる。右手・左手どちらにも装備可能な武器もあるが、右手に装備した時は武器として、左手に装備した時は防具として機能する。下の主装備位置についても参照。
また、右手(武器)だけは何も装備していない状態にすることが不可能で、何らかの武器を装備しておく必要がある。
他は何も装備していない状態にすることが可能。
例外はゴリとキューブで、ゴリは初期状態で何の武器も装備しておらず、装備可能な武器も存在しない。キューブは初期状態で何も装備していないが、一度武器を装備すると、何も装備していない状態に戻すことは不可能。
また、「武器のみ何も装備していない状態にできない」仕様のため、幕末編ではとらわれの男の武器「ヨシユキ」を外すことができなくなっている(他に装備できる武器はない)。「ヨシユキ」をプレイヤーが入手する方法は不殺(0人斬り)のみとなっている。
近未来編のタロイモや、中世編のストレイボウとウラヌスも、初期装備以外に装備可能な右装備(武器)がないため、右装備が外せない。
持ち物欄で装備品にカーソルを合わせ、Aボタンを2回押しすることで、装備品の▶ステータス増減及び▶状態異常防止、▶フィールドダメージ無効、▶回避属性が確認できる。ただし善&悪属性はゲーム内において隠し扱いなので表示されない。
中には「知は上がるが速が下がる」や、「防御は低いがステータスは大幅に上昇」といったクセのある武器防具、また状態異常防止といった追加効果のある防具もある。
装備変更することにより、装備画面に表示されているキャラが、各ステータスの上下によりモーションを取る。下がる時にがっかりするようなモーションを取るようになっているが、気にしなくて良い。上に記した通り、「知は上がるが速が下がる」装備も多数存在しているし、状態異常無効化など特殊効果を優先すると特定のステータスが下がることもあるからである。
装備品の少ない序盤は選びようがないが、装備品が増えてきたら、キャラクターに合わせた、または敵に合わせた装備を選んで行くようにすると良い。
同じ装備品でも、複数箇所に装備できる装備品があるが、大抵はメインとなる装備箇所(主装備位置)が決まっている。
例えばアキラの初期装備「グラブ」は右と左に装備可能であるが、主装備位置は右なので、右に装備した時だけ攻撃力+4の効果となる。
左に装備すると攻撃力が全く上がらないどころか、速−5されてしまう。
武器は右・左両方装備可能な場合、左装備でマイナス効果になることがしばしばある。
実際に装備する時にステータスがマイナスされることが表示されるため、装備画面できちんと確認してから装備するよう注意。
最終編にて敵ドロップとして入手できる「月ウサギの足」は足・アクセサリーとして装備可能で、主装備位置は足であり、「防御+3、速+20、飛・土属性回避」の効果がある。
アクセサリー枠に装備すると、防御+3と飛・土属性回避の効果はなくなり、速についても+10の効果になってしまう。
ただし最終編では他にも優秀な足装備が手に入ることと、速を上げるアクセサリー自体が貴重なので、アクセサリー枠につけても充分役立つ。
というように、状況によっては主装備位置以外での装備でも役立つ装備品もある。
持ち物欄で、装備品にカーソルを合わせた時に「日用ひんです」「野性の武器」「グローブです」といった説明が表示されることがある。
これは「装備種類」を表しており、これにより装備できるキャラが限定される。
それとは別に「装備タイプ」というゲーム内で設定された区分も存在し、こちらはゲーム内表記では確認ができない。
ただし「装備種類」の設定は、各装備品の主装備位置でのみ有効。
例えば「ピースメーカー」を始めとする銃は、右と左どちらも装備可能で、主装備位置は右になる。よって武器として装備可能なキャラはサンダウンなどに限られるが、左ならばどのキャラも「ピースメーカー」などが装備できることになる。
最終編に登場する各キャラの最強武器の一部が、左なら他キャラにも装備可能となっているのも同じ理由から。
「装備種類」「装備タイプ」については、説明が長くなるため、このページでは詳細は省くが、別ページ(▶データ集の装備種類/タイプ)にまとめてあるので参考にしていただきたい。
元となるデータは、世界の合言葉は森部 様にある。
装備画面には「勝手に装備」というコマンドがあるが、このコマンドで装備可能なのは頭・右・左・体・足の5種類の装備のみで、更に「攻撃」「防御」の値が高い装備品が最優先される。
ステータスアップ効果が高い装備品を所持していたとしても、他に「攻撃」「防御」の値が高い装備品がある場合は、後者が優先される。
また、ステータスにマイナス効果が付くのに防御の値が高いため優先される防具などもあり(最終編にて、頭装備の中で防御最高値ながら知−20のデメリットもある「悪夢のヘルメット」が引っかかりやすい)、あくまでも目安として使うようにしていくと良い。
本作では各シナリオにて、主人公以外の仲間がパーティに加わることがあり、また、シナリオ上の仕様で途中離脱し、戻ってくることもあれば、永久離脱となって戻ってこないこともある。
離脱すると、離脱時の装備はそのまま装備されたままであり、いわゆる「持ち逃げ」されてしまうこととなる。
当攻略では離脱するタイミングについて記しているので、そのタイミングに合わせて装備を変更するなり外すなりすれば良いが、初見では離脱のタイミングは知る由もないため、持ち逃げされてしまうだろう。
ただし持ち逃げされて致命的に不利になる、ということはないし、シナリオ上、詰んでしまうということもない。
最終シナリオである最終編は各シナリオの主人公が再登場するが、オルステッド以外を主人公にした時は、他の主人公たちが仲間キャラとしてパーティに加入する。
仲間キャラが6人であるのに対して、パーティは主人公+最大で仲間3人、合計4人での行動となるため、プレイヤーが任意で仲間キャラを入れ替えていくことになる。
だが、仲間をパーティから外す時、装備中の装備品はそのまま持っていかれてしまう。離脱時に自動で装備が外れたり、パーティ外メンバーの装備を変更する手段はない。入れ替え時には注意。
味方キャラクターは初期状態で様々な装備を身に着けている。
だが実は、各シナリオ開始直後のキャラクターは、装備品のうち攻撃力と防御力しか内部的に反映されていない。
例えばおぼろ丸の初期装備は右手武器の「カネサダ」と左防具の「忍びのてっこう」のふたつなのだが、幕末編開始の時点では「カネサダ」の攻撃力+8と、「忍びのてっこう」の防御力+2が反映されているだけで、「忍びのてっこう」の速+8は反映されない。
ステータス補正が反映されるのは、該当キャラクターがレベルアップした時か、メニュー→装備で該当キャラクターの装備画面を開いた時のいずれかになる。
このバグのような仕様が多大な影響を及ぼすことはあまりない。ほとんどのシナリオの序盤でキャラクターがレベルアップするからである。また現代編やSF編はレベルアップがないが、そもそも高原の初期装備品にステータス補正がないので関係ないし、キューブは装備自体がない。
ただし西部編ではレベルアップがない上、サンダウンもマッドドッグもステータス補正のある装備品を装備しているため、一度も装備画面を開かないと、ステータス補正がラストバトルで反映されない。一度は装備画面を開いておく方が良い。
本作では右装備(武器)のうち、
のみ、状態異常追加効果が設定されている。
よって効果が見られるのは、幕末編のとらわれの男と最終編のおぼろ丸のみ。
これらの追加効果の発生条件は、技が武器の攻撃力依存ありで、技自体に状態異常がない時に限られている。
また発生確率も高くはないので、あまり当てにしない方が良い。発生したらラッキー、という程度。
当然ながら、敵がマヒや眠り状態など対応した状態異常を無効化する設定の場合には発生させられない。
該当する技は、
発生確率は、世界の合言葉は森部 様によると、
武器固有状態異常発生率:
((0~15)>敵レベル)のとき状態異常(状態異常継続時間は自レベル*8)
とのことである。
(0~15)というのは乱数で、最大で15ということから、レベル14以下の敵にしか発生しないことになる。
また、状態異常継続時間が17以上でないと状態異常は発生しないので(詳細は▶状態異常で説明している)、対応した武器を装備しているキャラのレベルが3以上でなければ発生しない。とらわれの男は初期レベル9、おぼろ丸は初期レベル2なので、おぼろ丸のみレベルを3以上に上げないと状態異常は発生しない。とはいえ、おぼろ丸は初期レベルの2で幕末編をクリアするのは不可能なので(ボス戦などで必ずレベルアップする)、実際にはとらわれの男もおぼろ丸も条件は満たしている。
上の計算式から、結局、対応した技で攻撃した時に、
(15 − 敵レベル) / 16 ※ただし敵レベルは14以下
の確率で状態異常が発生することになる。
レベル15以上の敵に対しては、ステータスダウン(レベルダウン)させてレベルが14以下の状態になれば発生する可能性がある。
実際に、最終編でポワッシー(レベル24、状態異常は全て有効)を高原の「通打」でレベルダウンさせてから、「ムラサメ」装備のおぼろ丸に「忍び斬り」で攻撃させると、高確率で眠り状態にできるのを確認している。
逆に言えば、レベルダウンさせるひと手間をかけないと、実用的とは言えない。
幕末編ならレベル14以下の敵が大半なので、マヒを無効化しないザコ相手の場合は「北辰一刀流」でマヒにできる機会もそこそこあるかもしれないが、通常プレイの範囲では、とらわれの男は遠距離攻撃主体になるだろうから、やはり見る機会は少ないかもしれない。
なお、「達人のヌンチャク」にマヒの追加効果がある、と記載している攻略サイト様などを幾つか見かけたことがあるのだが、おそらく実際には追加効果はない。
世界の合言葉は森部 様のアイテムデータにも、記載はない(つまりゲーム内部でも設定されていない)。
最終編では、味方のレベルがどれだけ上がっても、鍵のダンジョンに影というザコ敵が登場し、レベルが9なので、武器の状態異常追加効果が上の確率で発生する。
おぼろ丸に「ヨシユキ」か「ムラサメ」を装備させて「忍び斬り」「十文字斬り」などで攻撃すると、そこそこの確率でマヒや眠りの追加効果が発生するのを確認している。上の法則によれば発生確率は6/16、つまり発生率は37.5%なので、影に対しては3回に1回程度の確率で追加効果が発生する。
実際にプレイしてみればわかるが、鍵のダンジョンをちょっとさまよってみれば、30分もかからずに追加効果が発動する場面に遭遇するだろう。
だが、「達人のヌンチャク」を装備させた心山拳師範に、武器の攻撃力依存かつ追加効果のない技(「獅子の手」「山猿拳」「旋牙連山拳」など、これらは威力が高いので、ユンの「突き」「けり」あたりでも良い)をひたすら当てても、まったくマヒの効果はない。
マヒが通用することは、おぼろ丸に「ヨシユキ」を装備させ攻撃した時にマヒの追加効果が出たので間違いない。
よって、おそらくだが、「達人のヌンチャク」にはマヒの追加効果はない。
(『「達人のヌンチャク」にマヒの追加効果がある』という、大元の情報源がどこなのか、筆者にはわからない)