基礎知識
戦闘関係
本作は初期状態で7つのシナリオ、すなわち「近未来編」「SF編」「幕末編」「功夫編」「現代編」「原始編」「西部編」から自由に選択してプレイしていく。
セーブデータには各シナリオのクリア状況が蓄積されていき、7つのシナリオ全てをクリアしたセーブデータでは新たに「中世編」シナリオが選択できるようになる。この「中世編」をクリアすると「最終編」が登場、各シナリオの主人公が総登場する。
「最終編」をクリアすることで本作のエンディングとなるが、最終編の主人公を誰にするか、どうクリアするかなどで細かい分岐がある。つまり本作はマルチエンディングタイプのゲームである。
ひとまずは、一般的に「ベストエンド」または「真エンド」と呼ばれている最終編エンディングを目指すのがプレイヤーの目標になるだろう。
各シナリオは明確にコンセプトに違いがあり、平均的なクリア時間も異なる。寄り道・やりこみをするかどうかでプレイ時間はかなり変わるが、短いシナリオだと1時間程度、長いシナリオ(かつある程度のやりこみを含めて)だと6~7時間程度。最終編ベストエンドまで、初回プレイならトータル20~30時間というところだろう。
また、最終編以外はストーリーも独立しており、やりこみ要素のあるシナリオも多い。
初見ではどのシナリオからプレイしたら良いか迷うかもしれないが、上に記した通り、ストーリーは各シナリオ独立しているため、どの順番で進めても全く問題はない。
また、最終編以外の8つのシナリオについては、各シナリオの進行状況が何らかの形で他シナリオに影響するといった要素も存在しない。
本作ではセーブデータ1つに複数のシナリオの進行状況を記録しておけるため、途中で他シナリオに移行したり、各シナリオを同時進行することもできるので、あまり考えすぎず気楽に選んでいただいて構わない。また、クリアしたシナリオを再プレイすることも可能。
(なお、本作は各シナリオを再プレイする際、いわゆる「強くてニューゲーム」的な機能はない。キャラのレベルや所持アイテムなどはすべて初期状態からの再プレイとなる)
ただし戦闘の難易度自体はSFC版と同じく、シナリオによって差がある。
もし迷うようであれば、『ほどほどに戦闘があり、かつ、比較的オーソドックスなRPGのスタイル』の近未来編や功夫編を選ぶと、割合とっつきやすいかと思われる。
まず戦闘システムを集中して覚えてみたい場合や、いわゆる「死んで覚える」ことに抵抗のない場合は、少々手応えはあるが戦闘のみの現代編に挑んでみるのも手。
また、体験版で幕末編、SF編、功夫編(Nintendo Switch版のみ)、西部編(PlayStation4 / PlayStation5 / Steam版のみ)の冒頭をプレイできるので、体験版プレイの感触から考えてみても良い。体験版の内容は製品版と同じであり、体験版のセーブデータを製品版に引き継ぐことも可能。
SFC版ではシナリオにより戦闘の難易度の差が大きめだったが、リメイク版では戦闘システムに手が入り、SFC版と比較するとかなりユーザーフレンドリーになっている。また、どのシナリオでも、最初にプレイしたシナリオで丁寧なチュートリアルが入る。
あくまでも筆者の主観であるが、比較的戦闘の難易度が高いと言われていた幕末編、現代編、原始編のうち、幕末編、現代編はやや易しくなっている印象がある。
原始編の戦闘難易度はさほど変わっていない(システム面は親切になっているが)ように思えた。
また、何度か戦闘をしてみて疑問に感じたことが出てきたあたりで、もう一度チュートリアルを見直してみるのをおすすめする。その方がシステム面を理解しやすいだろう。チュートリアルは、メニュー画面→設定→チュートリアルでいつでも見られる。
手前味噌ではあるが、戦闘システムについては当攻略サイトの基礎知識も参考にしていただければ幸いである。
ちなみに戦闘以外、例えばダンジョン探索などについては、オリジナルのSFC版の頃からさほど難易度は高くはない。難しい謎解きや、複雑で迷いやすい構造のダンジョンもほとんどない上、リメイク版は探索時にレーダー機能が追加されたり、一部シナリオでは簡易マップも表示されるようになっている。
各シナリオクリア時の状況が最終編に影響する部分もあり(各シナリオの主人公の装備品・所持している装備アイテムと攻撃アイテムやステータスなど)、最終編以外のシナリオは、再プレイをしてよりよい状態で最終編に持ち込むといったプレイ方法もある。
リメイク版では、各シナリオの装備品(仲間が装備しているアイテムと、アイテム欄の装備品。一部例外あり)+アイテム欄の攻撃アイテムを最終編に持ち込めるようになった。
最終編を楽にしたかったら、最終編開始前にそれまでのシナリオをやり直した方が良い、とまでは言わないが、最終編へのアイテムの持ち込みについては、原始編のアイテム合成での持ち込み及び、幕末編の無限回復アイテム「印籠」があるかどうかで、最終編の難易度が劇的に変わるといっても良い。
幕末編はともかく、原始編はクリアデータから再開しアイテム合成をして再びクリアするまでさほど手間がかからないため、一考に値する。
最終編攻略の注意点 > その1で詳細を記している。
当ウェブサイトの攻略の並び順は、ゲームでのシナリオ選択画面の順であり、特に難易度などは考慮していない。
ちなみにシナリオ選択画面の順序は、SFC版から変更されている。
また、攻略の目安となるレベルを記していることがあるが、初見の方向けにやや高めのレベルを目安として提示している。
戦闘にて味方全員が戦闘不能・離脱・石化のいずれかになった場合は、「敗北……」と表示されゲームオーバーになる。
ゲームオーバーになると、セーブデータのロード画面を呼び出すか、タイトル画面に戻るか選択できる。
ゲームオーバー時、ストーリー進行により特殊な演出(バッドエンド演出)が入ることもある。
また、敵側にボイスがある戦闘(主にボス戦)では、敗北時専用の敵ボイスが流れることもある。
SF編や幕末編では、戦闘以外でも選択肢次第でゲームオーバーになることがある。
本作におけるゲームオーバーでのペナルティは上の通り、最後のセーブデータの時点に戻されることのみ。更にオートセーブもあるので、こまめにセーブしていなかったとしても、極端に巻き戻される心配はさほどない。
本作は、メニュー画面さえ開くことができるのなら、いつでもセーブができる仕様のため、オートセーブも合わせると、ゲームオーバーはさほど重いペナルティではない。
リメイク版においては前述の通り、ゲームオーバー時に専用の演出が見られたり、ボスの専用ボイスが聞けることがあるので、あえてゲームオーバーになるのも本作を隅々まで楽しむひとつの方法かもしれない。
ただし、ストーリー展開上、精神的に辛いゲームオーバー演出があったりもするので、苦手な方にはおすすめしない。また、幕末編や原始編の隠しボスなど、強い敵を相手にしている時にゲームオーバーになると、違う意味できつい。
上に記した、各シナリオでのゲームオーバー(敗北時)のバッドエンド演出が見られるタイミングを記しておく。
内容は敢えて記さないので、是非プレイして確かめていただきたい。
なお、最終編は最終編攻略のエンディング分岐の解説で説明しているので、以下では省略する。
正式名称ではないが、とりあえず当攻略では「ワタナベイベント」としておく。
ワタナベイベントとは、本作すべてのシナリオに登場する、「ワタナベ」という名前に関係する親子のちょっとしたイベントのこと。
大抵は「ワタナベ父が不運な目にあって、ワタナベ子が泣く」という流れになっているが、例外もある。
シナリオに関わってくるため必ず見られる場合もあれば(例:近未来編や西部編)、一定手順を踏まないと見ることができないレアイベントのこともある(例:現代編や原始編)。
要するにお遊び要素である。
リメイク版でももちろん全シナリオに存在している。SFC版のワタナベイベントをボイス付きで再現したものが大半であるが、リメイク版にあたり、追加されたワタナベイベントもある(幕末編の抜け忍バッドエンドを参照)。
各シナリオでのワタナベイベントを探すのも、本作の楽しみ方のひとつである。
当攻略では、各シナリオでワタナベイベントを見る方法についても掲載している。
なぜワタナベなのか? については、ライブ・ア・ライブ - ゲームカタログ@Wiki の「ワタナベ親子」の項目を参照されたし。
本作はプレイ状況によって、それ以上どうにも進行不能になる、いわゆる「詰み」状態に陥る可能性がある。
「詰み」状態になる前のセーブデータを保存してあるのなら、ロードしてやり直せば特に問題はない。
だが、「詰み」状態になった時にセーブしてしまうと、後戻りも不可能なので、
という方法を使うしかない。
なお、この方法で該当シナリオをやり直しても、他シナリオの進行状況が失われることはない。
詰みになる主な状況は以下のとおり。
SFC版の詰みポイントでおなじみの、SF編での「パワージャッキ」使いすぎ問題については、リメイク版では発生しなくなっている(詳細はSF編攻略に記してある)。
また、体験版で幕末編や功夫編(※功夫編体験版はNintendo Switch版のみ)を試しにプレイしてみた場合、本編引き継ぎデータにするのなら、体験版での過剰なレベル上げは禁物である。後々で苦労することになり、最悪詰む。
詳細は各シナリオの攻略で説明している。
本作は、ただクリアするだけならば各シナリオともさほど時間がかかる訳ではないが、クリアとは直接関係のないやりこみ要素も数多く存在する。
特に幕末編は、隠しボスが2体も居たり、特殊な手段でしか取れないアイテムも存在、エンディングの分岐など、自由度の高さ故にやりこみ要素が多い。
最終編前に各シナリオをやり直して(やりこんで)最終編により良いデータを持っていくこと自体も、やりこみの一種といえる。
以下で紹介するのは、それらやりこみ要素の一部。
各シナリオの攻略では、以下の隠し要素ややりこみも詳細に紹介している。
なお、以下のうち幾つかは、PlayStation4/5版「トロフィー」と、Steam版「実績」の内容に含まれているが、あまりにも難易度が高かったりわかりにくいものは除かれている。詳細はトロフィー&実績一覧を参照。
幕末編の魔神竜之介と岩間さま及び、原始編のキングマンモーが代表的な隠しボス。難易度は本作の中で最も高いと言って良いだろう。
また、この3体の隠しボスは倒すと貴重なアイテムを入手できるので、攻略上有利になるのもポイント。
最終編は「攻略上倒す必要のないボス」が多数存在しており、彼らも隠しボスといえば隠しボスになるのだが、大半は他シナリオのボスと難易度的に大差ない。
本作は「お金」に関するシステムが存在していない。つまり「店で装備やアイテムを購入・売却する」仕組みがないため、アイテムの大半が「個数制限ありの貴重なアイテム」である。
「宝箱やツボなどから拾う」「人と会話することでもらえる」といった簡単な方法で入手可能なアイテムもある一方で、「他のアイテムと交換する」「アイテム同士を合成する」「隠し階段の先に隠し部屋がありアイテムが置いてある」といったひと手間かかるアイテムもあるが、それらはだいたい、マップをくまなく探索すれば見つけることができる。
一方、単純に探索するだけでは見つけることが困難な、かなり込み入った手順でしか入手できない隠しアイテムも存在している。
幕末編の「印籠」や、原始編の「モノな石」が代表的な隠しアイテムで、TIPSなど便利な機能が加わったリメイク版ですら、これらのアイテムの入手方法は、ほぼノーヒントである。
また、敵を倒した時に一定確率でアイテムを落とすことがあるが(ドロップアイテム)、敵からのドロップでしか入手できない装備やアイテムも存在しており、これらも事前のヒントがないので、隠しアイテム(ゲーム用語的には「レアアイテム」というべきか)ということになるだろう。
隠しボスのキングマンモー撃破時に一定確率でしか落とさない「コーラのビン」入手は、落とすまでひたすらロードして戦う作業になるため、プレイヤーの根気も必要となる。
これら隠しアイテムの大半は優秀な装備品なので、攻略上、入手すると有利に進めていける。
隠しアイテム一覧は、アイテム > 隠しアイテム一覧にまとめてある他、各シナリオの攻略に入手方法を詳細に記しているので参照していただきたい。
現代編のワタナベイベント、幕末編の「けっこんおめでとり」イベントなど、特殊な手順でしか見られない、いわゆる隠しイベントが多数存在している。
これらもゲーム中ではほぼノーヒントであり、現代編のワタナベイベントならば偶然見られるということもあるだろうが、「けっこんおめでとり」イベントは条件を知らないと、まず見ることができない。
近未来編における「テレポートするとたまに失敗してある場所に飛ばされる」のも一種の隠しイベントになるかもしれない。
上で記した通りゲームオーバー時に特殊な演出が入ることがあるが、これらも隠しイベントのようなもの。
お遊び要素が強いイベントも含まれるが、本作を隅々まで知る上で見ておきたいイベントもある(SF編でラストボスを撃破後にしか見られないイベントなど)。
幕末編で人間キャラを一人も倒さずにクリアする不殺(0人斬り)、逆にすべての人間キャラを倒す100人斬りは、事前のルート確認などが必要で、ノーヒントで達成するのは困難。攻略手順さえわかれば、達成自体はさほど難しくはない。
不殺(0人斬り)達成時には、この時限定の武器がもらえる。
SF編のミニゲーム。パズル要素が強い9ステージを通しでクリアしなければならない(ストーリー中盤で入手できるアイテム「メモリーカード」があれば負けたステージからコンティニューできるが、「メモリーカード」もまた、隠しアイテムに近い存在である)。
いわゆる初見殺しのステージが存在する他、中盤以降の難易度が高く、ゴリ押しはほぼ通用しないため、本作の戦闘システムをきちんと理解していないとクリアは難しい。
功夫編は弟子3人のうち誰を伝承者にするかで途中からのストーリー展開が少し変化し、エンディングも変化、最終編の功夫編主人公も伝承者によって変化するため、最終編のエンディングにも変化が起きる。
幕末編は上の通りに、不殺(0人斬り)・100人斬り・それ以外でエンディングが少し変わる。更に最後の受け答えでも分岐があり、最終編の一部シーンが変化する。
西部編も、最後に分岐があってエンディングが少し変わり、分岐により最終編の一部シーンが変化する。
最終編は、最終編主人公を選択する時点から分岐になり、ベストエンドから、後味の悪いエンディングまで、様々に分岐する。
西部編で罠をひとつも仕掛けずにラストバトルで15体の敵と戦ってみたり、最終編で主人公ひとりでベストエンドを見るなど、プレイヤー側で難易度を上げてしまうプレイ。タイムアタックや低レベルクリア、アイテムコンプリートなども該当するだろうが、キリがないのでこのあたりにしておく。
本攻略でも幾つか、軽めの縛りプレイについて、やり方など紹介はしているが、あくまでもお遊び要素なので興味があれば読んでいただく程度で構わない。もしやるのであれば、参考程度にしていただければ幸いである。