基礎知識
戦闘関係
スーパーファミコン版(以降「SFC版」)からの変更点について記す。
SFC版を知っている方向けなので、ネタバレを多数含む。
またリメイク版の仕様を説明している以上、リメイク版のネタバレも含むことになるので注意。
リメイク版が初プレイの方は、次ページの▶基本操作や▶シナリオから読み進めていただきたい。
大まかに言えば、骨格は同じだが、システム面はユーザーフレンドリーになり、戦闘システムにはそれなりに手が入っている。
マップの構造、ストーリー進行フラグはSFC版とほとんど変わらないので、単純にストーリーを進めるだけならば、SFC版攻略を参考にしてもさほど問題はない。隠しボスや隠しアイテム、やりこみ要素などもSFC版とほぼ同じ。
ただし、
「BREAK DOWNで敵を倒してもアイテムを落とす」
「中世編の宝箱を取っても最終編でなくならない」
「アイテム欄の装備品やアイテムの大半を最終編に持ち込めるようになった(詳細は▶アイテム > 最終編へのアイテム持ち込みについてを参照)」
「最終編突入後も他シナリオを再プレイ可能・最終編主人公の選択し直しも可能」
といった、便利な仕様変更があるため、SFC版とは異なる方向で最終編に向けて準備をした方が間違いなく得をする。
戦闘については、SFC版での隠し要素(行動順や行動異常など)が可視化され、ステータスの種類と属性関係が大幅に刷新されている。
大半の敵はSFC版の攻略・知識でも充分に対応できるのだが、SFC版で有効とされた攻略法では倒しにくい敵も存在するので注意。
行動順が行動ゲージという形で判断できるようになったことから、常に敵の側面や背面を取り続けて叩くといった、新たな攻略方法も存在している。
SFC版をプレイ済みの人も、チュートリアルやTIPSにはひととおり目を通し、リメイク版で刷新された要素を利用していくのをおすすめする。
以下では、ビジュアルやサウンド面の違い、ボイス追加等は一目瞭然であるから、特筆すべき点でない限りは省く。
なおボイスについては、ほとんどのセリフにボイスが付いているが、モブキャラのセリフや、システム関係の説明のセリフはボイスがない場合もあり、完全なフルボイスではない。また各シナリオの主人公の名前(功夫編は拳法の名前)をデフォルトにしても、それらはボイス付きで呼ばれることはない。
割と重要と思われることは太字にしたので、SFC版をクリア済の方は太字部分を優先して見ていただきたい。
また、できるだけリメイク版のネタバレを避けたいという方も、太字部分のみさらっと読み流す程度で良いかもしれない。
SFC版取扱説明書に記載されている名称から変更された用語がいくつかある。
キャラクターがデフォルトでダッシュ移動するようになり、Bボタン同時押しでのダッシュは廃止。
L/左スティックを少し傾けることで歩き移動になる。
方向キーでの移動は常にダッシュ移動。
また、ダッシュ移動の速度は全キャラ共通となり、SFC版ではおぼろ丸のみ4倍速ダッシュ(他キャラは2倍)だったが、廃止となっている。
種類が全面的に変更された。それぞれに専用アイコンあり。
大雑把にいえば、
のように変更された、と考えて良い。
敵味方のステータスの値はSFC版から引き継がれていることが多い。
例えば味方キャラの初期レベルや初期ステータスなど。
だが、初期HPが低かった一部キャラについては初期値が引き上げられるなど、調整が入っている。
名称やグラフィック変更の理由は、漢字表記への変更、省略表記の変更、SFC版文字数制限解除、大人の事情と思われるものなどではないかと推察されるが、実際の理由はわからない。
かなりの数にのぼる。
なお発売前のインタビューで、時田貴司プロデューサーは「今回は海外展開もありますから、あちこち変えざるをえなかった点はあります。」と述べている。
参照:『ライブアライブ』時田P、佐々木D、楽曲監修下村陽子氏にインタビュー。「ぜひ最後のエンディングまでお楽しみください!」(時田) | ファミ通.com
リメイクに当たりリファインされた、または2020年代に販売されるために描き直されたグラフィックとは別に、おそらく権利関係や、企業コンプライアンスといった様々な事情で変更されたと思われる例。理由は発表されていないため不明。
全体的にSFC版よりも詳細な情報・説明が表示されるようになっている(SFC版での戦闘画面の情報表示があまりにも少なかったとも言えるのだが)。
属性アイコン
手:
足:
突:
鋭:
鈍:
締:
飛:
火:
水:
風:
土:
精:
善:
悪:
無:
SFC版における、Xボタンで前の技を出すショートカット機能は削除。
「ステイ」はSFC版におけるYボタンでの時間経過とほぼ同一の機能にあたる。
SFC版ではほぼ隠し要素であった、敵専用状態異常の「行動異常」がプレイヤーにわかる形で表示されるようになった。
SFC版では16種類あったが、リメイク版では停止、魅了、目眩、恐怖、混乱、興奮の6種類に整理されている。
専用アイコンあり。
行動異常アイコン
停止:
魅了:
目眩:
恐怖:
混乱:
興奮:
アイテムの種類アイコン
頭装備:
武器:
腕装備:
体装備:
足装備:
アクセサリー:
回復アイテム:
攻撃アイテム:
罠アイテム:
材料アイテム:
強化パーツ:
重要アイテム:
細かい変更点はたくさんあるだろうが、代表的なものを以下にあげておく。
また、攻略上の変更点は攻略でも触れている。
シナリオ全体を通して、やや面倒・回りくどいと思われた部分のフラグ立てが簡略化されるなど、親切になった点が見受けられる。
フラグ立てがわかりやすくなった一方で、迷わせないようにという配慮からか、寄り道がしにくくなった箇所もある(近未来編で顕著)。
また、攻略上のヒントとなるセリフが新規で追加された箇所が幾つかあるのだが、それらにはボイスが付いていないことがほとんどである。