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最終編ダンジョンについて

これまでで述べた通り、最終編には探索可能なダンジョンが存在する。
攻略には拙作のマップを掲載しているが、大雑把な図であるから、縮尺等はいい加減である。ご了承いただきたい。
また、森マップ、雪山マップその1、雪山マップその2も参照のこと。

以下ダンジョン攻略は、魔王山以外、最終編クリアには必須ではなく、ベストエンドの条件にも含まれてはいない。
攻略するとしても順序は自由であるが、難易度には差がある。
※ここで言う難易度は、ダンジョン固有のボス戦を指す。最終編において、各地のザコ戦の敵パーティは、味方キャラのレベルの合計値で決定される（ダンジョンによってはレベル合計値に一定数値を加算する必要がある）。ダンジョンによって出現するザコ敵が決まっているのではない。
ザコ戦のランダムエンカウントについての詳細は注意点（2） > 最終編エンカウントを参照のこと。ランダムエンカウント率や出現する敵パーティについて解説している。

最初は「仲間を集める」を参考にしつつ、廃墟の町（ルクレチア城）でひととおりアイテムを回収しながら仲間を加え、パーティを4人編成にする。
7つのダンジョンは、まずはボス戦がなく、ザコ戦のみの心・鍵のダンジョンでレベル上げも兼ねつつ探索を行い、次にボスはいるが対処しやすく装備が多数手に入る技のダンジョン、入り口のボスさえ倒せば探索時はザコ戦のみの力のダンジョンあたりを回ってみるのがおすすめ。
キューブ主人公なら真っ先に知のダンジョンで最強武器だけ取ってくるなど、以下の解説を参考に、パーティ編成によって回る順序を考えてみるのも良い。
また、ボスがいるダンジョンでも、最強武器を取ってくるだけならば、倒す必要のあるボスは力のダンジョンのみなので、ボスは後回しにするのもひとつの手。

各地のダンジョンには各主人公専用の最強武器があるが、それらがレーダーの目的地になっている訳ではない。最終編では、最強武器を取ることは必須ではないので、レーダーは雪山山頂のブライオン、ブライオン入手後は魔王山山頂を示すようになっている。
つまり、ダンジョン内ではレーダーを頼りに進んでも最強武器にはたどり着けないので注意。
なお、心・知のダンジョンでは目的地そのものが表示されない。

• 廃墟の町（ルクレチア城）
• 魔王山
• 心のダンジョン
• 知のダンジョン
• 鍵のダンジョン
• 技のダンジョン
• 力のダンジョン
• 本能のダンジョン
• 時のダンジョン

廃墟の町（ルクレチア城）

厳密にはダンジョンではないが、最終編では廃墟の町（ルクレチア城）もモンスターが出現するため、ここではダンジョンに分類しておく。
ランダムエンカウントが発生するがエンカウント率は低く、静寂の森（ルクレチアの森）や、雪山（勇者の山）とエンカウント率は同一。
城下町、地下牢、テラス、広場ではランダムエンカウントは発生しない。
また、城下町の家の扉4ヶ所はいずれも鍵のダンジョンの出入り口になっている。
リメイク版では中世編でアイテムを回収していても、最終編でアイテムが復活している（中身は中世編とは異なる）。
廃墟の町（ルクレチア城）である程度の防具がそろうため、最終編を始めた時点で武器防具に乏しい場合は、まず城を目指してみると良い。特に初期装備が貧弱な高原やキューブは、最終編スタート地点自体が城内なので、まずは城内のアイテム回収を済ませて装備を整えると良い。
宝物庫にアイテムが集中しているので、宝物庫以外の部屋のアイテム回収は、サンダウンを仲間にするため追いかけ回している最中にしても良いだろう。
中世編から引き続き登場する「ユニコーンホーン」が4つ拾えるので、ひとまずはパーティ4人に割り振って装備させると良い。

玉座の右の部屋で拾える「パラサイトソード」は、一部ステータスにマイナス効果が付くものの、全物理属性の耐性が付く腕装備として一部ボス戦などで活用可能。
一方で消費攻撃アイテムでもあり、Hit数8の「みじん切り」という高威力のスキルが出せるため（999ダメージも可能）、ラストバトルでは切り札として装備から外し温存しておくと良いだろう。
「鍵のダンジョン」でもう一つ拾える。
以下、宝物庫のアイテム①～㉑は、下表の数字に対応。

魔王山

中世編と同じく、最終編においてもラストダンジョンとなり、山頂でラストバトルが発生するため、どのようなエンディングを目指すとしても必ず最終目的地となる。
入るには雪山（勇者の山）山頂で入手できる「ブライオン」が必要。
廃墟の町（ルクレチア城）と同じく、中世編でアイテムを取っていたとしても、最終編ではアイテムが復活している（中身は中世編とは異なる）。
隠しボスのヘッドプラッカーは、ラストボスのいるフロアまで行って引き返すと戦えるが、その後最終編のスタート位置に戻される。SFC版より強化されているので注意。
なお、マップの構造は中世編から変化なし。

▶魔王山攻略

心のダンジョン

7つのダンジョンのうちのひとつ。
アキラがパーティに居る状態で、戦闘中に「テレポート」コマンドを使用すると、「逃げる」が成功せず、一定確率（筆者の検討ではおよそ30％程度）で心のダンジョンに飛ばされる。アキラの最強武器「ド根性グラブ」がある。
ランダムエンカウントあり。
鍵のダンジョンほどではないが、そこそこ広く迷いやすい。
入る条件が条件なので、思いがけず飛ばされることもある。
ボス戦はないので、ザコ戦を戦いやすい広範囲攻撃ができるキャラや、レベルを上げたいキャラを中心に連れていくのが良いだろう。
アキラをパーティに入れる時は、心のダンジョンの探索をするつもりでさっさと飛ぶ方が良い。

▶心のダンジョン攻略

知のダンジョン

7つのダンジョンのうちのひとつ。
キューブがパーティに居ると探索可能。キューブの最強武器「１７ダイオード」がある。
ランダムエンカウントがない謎解きダンジョン。
戦闘を一切せずに「１７ダイオード」が入手できるため、キューブが主人公、または仲間としてパーティにレギュラー入りさせるのなら、早めに探索して最強装備を手に入れると良い。
「１７ダイオード」を入手した後は、隠しボスのユラウクスが出現するようになる。倒すと「エリアルヘルム」が手に入る。

▶知のダンジョン攻略

鍵のダンジョン

7つのダンジョンのうちのひとつ。
おぼろ丸がパーティに居ると探索可能。おぼろ丸の最強武器「村雨」がある。
ランダムエンカウントあり。
ボス戦はなくザコ敵しか出現しないが、ダンジョンは広めで複雑、鍵を使わないと開かない扉もあり、迷いやすい。
心のダンジョンと同じく、ザコ戦を戦いやすい広範囲攻撃ができるキャラや、レベルを上げたいキャラを連れていくのがおすすめ。

▶鍵のダンジョン攻略

技のダンジョン

7つのダンジョンのうちのひとつ。
心山拳師範がパーティに居ると入り口の岩を破壊でき、中を探索可能。心山拳師範の最強武器「達人のヌンチャク」がある。
ランダムエンカウントなし。
心山拳師範のスキルを使って奥へ進んでいくため、心山拳師範はある程度のレベルが必要になるが、とりあえずは「老狐の舞」があれば全アイテムが回収可能。
ボスのボイスハート（SFC版とは仕様？　が異なる）にひたすら追いかけ回されるダンジョンでもある。
敵はボイスハートのみでボスとしてはさほど強くはないことや、そのボイスハートはシンボルエンカウントのために避けながら攻略していくことも可能であること、心山拳師範の「老狐の舞」さえあれば全アイテムが回収できることから、比較的パーティのレベルが低いうち（平均レベル10程度）から攻略できる。
力のダンジョンと同じく、宝箱には装備品も多数存在していることから、早めに探索しておくのも良い。

▶技のダンジョン攻略

力のダンジョン

7つのダンジョンのうちのひとつ。
高原日勝がパーティに居ると、ダンジョンの出入り口前にボスのアポフィスフィオが出現し、倒すと探索可能。高原日勝の最強武器「最強バンテージ」がある。
アポフィスフィオはSFC版よりもやや強くなっているため、高原のレベルをある程度上げてから挑むと良い。
7つのダンジョンの中で、必ずボスを倒さなければならないダンジョンになっている。
ダンジョン最奥にある「最強バンテージ」を取った後は、ランダムエンカウントあり。最終編で最もランダムエンカウント率が高いダンジョンとなっているが、ランダムエンカウントなので逃げることも可能。
技のダンジョンと同じく、装備品が多く拾え、本能のダンジョンでアムルクレチアと戦うために必要な「黄金ちょんまげ」も手に入るので、早めに攻略しておくと良い。

▶力のダンジョン攻略

本能のダンジョン

7つのダンジョンのうちのひとつ。
ポゴがパーティに居ると入り口を発見でき、探索可能。ポゴの最強武器「ブリバリ骨オノ」がある。
ランダムエンカウントあり。
隠しボスのアムルクレチアがいるが、力のダンジョンか魔王山にある「黄金ちょんまげ」を渡さないと戦闘にならないため、どちらかで回収してから探索することをおすすめする。倒すと「エリアルリング」が手に入る。
最終編ワタナベイベントの発生場所もここ。アキラがいると彼らの心を読むことができる。

▶本能のダンジョン攻略

時のダンジョン

7つのダンジョンのうちのひとつ。
サンダウンがパーティに居るとダンジョンの入り口が出現し、探索可能。サンダウンの最強武器「４４マグナム」がある。
ランダムエンカウントなし。
カウントダウン後に強制戦闘になる隠しボスのジャギィイエッグ以外敵はいないのだが、ジャギィイエッグは最終編隠しボスの中でも強い方なので、それなりにパーティを強化してから挑んだ方が良い。倒すと「エリアルグラブ」が手に入る。
カウントダウン後にボス戦が開始になる都合上、ダンジョン内部でのセーブは慎重に行う必要がある。最悪詰む可能性もあるので、初回プレイならばダンジョン内でのセーブは避ける方が無難。
下リンク先の攻略を読んだ上で挑むことをおすすめしたい。

▶時のダンジョン攻略