基礎知識
戦闘関係
特定のスキルを発動後、フィールドのマスがダメージ地形(毒沼、火炎、電撃、冷水の4種類)に変化する。
味方側で発生可能なスキル及びアイテムは以下の通り。カッコ内は該当スキルを発生させることができる攻撃アイテム名。
ただし、スキルや攻撃アイテムの説明には、ダメージ地形を発生できるかどうかを明記していないことがあるので注意。
例えば「忍法火炎蛍」の説明には「周囲を火の海に変える」とあるが、火炎地形を発生させるとはっきり書かれている訳ではない。
以上のスキルは攻撃用のスキルで、発動時に敵にダメージを与え、かつダメージ地形を発生させるのだが、敵への攻撃がミスになってもダメージ地形は確実に発生させることができる。
また、本作では「待機時間のないスキルは、敵の居るマスにしか出せない」仕様なので、待機時間がない「ウキッ」「忍法火炎蛍」などは敵の居ないマスにダメージ地形だけを発生させるといったことができない。一方で待機時間があるチャージスキルの「スーパーノバ」「プラズマボール」は敵の居ないマスに向けて使っておくことも可能。
ダメージ地形の上に乗っていると、敵味方問わず一定周期で(下のダメージ地形の発動タイミングを参照)ダメージを受ける。以下では「地形ダメージ」とする。
後述するが、地形ダメージを無効化・吸収できる敵もおり、味方も対応した装備によって吸収可能。
敵は複数マスにまたがっていることがほとんどだが、1マスでも上に乗っていれば効果がある。
また、複数マスにまたがっている敵の場合、後述の大型の敵の地形ダメージ・吸収も参照のこと。
ダメージ地形の1マスあたりのダメージ量は以下のとおり。
ダメージ量は固定で、敵味方のステータス等で変化することはない。
固定ダメージのため、SF編のミニゲーム「キャプテンスクウェア」や、最終編で登場する、『HPは低いが防御が高いため通常攻撃でほとんどダメージが与えられない』という敵に対し、ダメージ地形でダメージを与えて倒す戦法が使える。
また、地形ダメージには命中・回避の概念もないので、下に記したダメージ地形無効・吸収効果がない限り、確実にダメージを与えることができる。
地形ダメージ発動で敵味方同時に戦闘不能になった場合、戦闘に負けた扱い(敗北扱い)となる。
参照:【幕末編】狩野英孝はじめての LIVE A LIVE #3 -クリティカノヒット- - YouTube 動画の23:38付近~
ダメージ地形を無効化する敵もいる。味方キャラは無効化できない。
飛行している敵は基本的にダメージ地形でのダメージをくらうことはない。
「基本的に」というのは、飛行しているように見える、あるいは明らかに飛行していてもダメージを受ける敵も居るからである。例えば最終編のリンバースキュラやコロコロムシ、ホラーシップは影の表示から浮いているように見えるが、実際には地形ダメージを受ける。
また、飛行していないのに地形ダメージを受けない、つまり無効化できる敵も居る。西部編ラストボスのディオや、最終編のブラキオペルタなど。
地形ダメージを吸収してHPを回復する敵も存在している。
また味方キャラの場合も、特定の装備品で吸収効果を得られる。
吸収時は「32 ABSORB」(HP32吸収)のように画面に表示が出る。
幕末編は地形ダメージ吸収可能な足装備が多数存在する上、主人公のおぼろ丸が「忍法火炎蛍」「水遁の術」でダメージ地形を発生させられるため、攻撃と回復を兼ねた戦法が使える。
TIPS「ダメージ地形について」には、
「『ダメージ地形』では属性耐性に応じてダメージを受けたり、回復したりすることもあります」
と書かれているのだが、敵味方の所持している「属性耐性」と、「地形ダメージを無効・吸収する特性」は、全く別である。
例えばユンは素で火属性の耐性を所持しているが、だからといって火炎地形ダメージを常に無効化したり吸収できたりはしない。
味方キャラで素の状態で地形ダメージを無効・吸収できるキャラは存在していない。「水神の足袋」「源氏の足袋」といった、地形ダメージを吸収できる効果を持つ装備を装備した時にのみ、吸収可能となる。
これら特性は、メニュー→装備画面で/ボタンを押して切り替えた際、画面下部の「耐性属性」と「ダメージ地形吸収」の表記が別になっていることからも確認できる。
(よって、TIPSの記述にミスがあるのだと思われる)
本作は「味方の範囲攻撃に味方を巻き込むことはない」仕様になっているが、唯一、ダメージ地形だけは味方が発生させても味方含めダメージを受けるため、味方が発生させる時には注意する必要がある。
もちろん発生させた本人も、吸収能力がない限りダメージを受けることになる。敵が発生させる場合は大抵、その敵が吸収可能あるいは無効化できるダメージ地形を発生させてくる。
味方キャラがダメージ地形の上で戦闘不能(HPが0)になった時、ダメージ地形発動でダメージをくらうと戦闘離脱になるため、注意が必要。ただしそのキャラがダメージ地形吸収装備を装備していた場合は、HP吸収効果が発動するので、戦闘不能状態から回復可能。
小ネタになるが、ダメージ地形を無効化できる敵がダメージ地形の上に乗っている、かつ、他にダメージ地形でダメージを受ける敵味方がダメージ地形の上に乗っていない時、地形ダメージが発動するタイミングで、カメラの挙動(つまり、画面に映る戦闘フィールドの範囲)が一瞬おかしくなることがある。すぐに正常に戻るので特に問題はない。
おそらくではあるが、地形ダメージ発動のタイミングで、
という処理が順に入り、ダメージ地形を無効化できる敵はダメージ地形上に乗っていても何のダメージも受けないので、①だけ行われて②がスキップされた結果、カメラの挙動が妙に見えるのではないか、と思われる。
筆者の検証(戦闘システムの調査 > ダメージ地形の検証)からの推測になるが、本作でのダメージ地形の仕様は以下のようになっているのではないかと思われる。
本作の戦闘では、ダメージ地形の有無に関わらず、敵味方含む「キャラの行動」の合間に必ずダメージ地形発動判定が入り、以下の1~8が戦闘中繰り返されていると推測される。
ダメージ地形発動判定はそれぞれの地形につき、
①地形の存在判定→②キャラが乗っているか判定→③ダメージ地形発動(※①と②で発動条件が満たされている場合)→④消去判定
である。
「キャラの行動」は以下を示す。基本的には「他キャラにターンが移る行動」に当たると推測される。
味方キャラなら、以下の6項目。
敵キャラなら、以下の6項目。
敵については、「チャージスキルを選択する」「移動」「向き変え」「何もしない(パス)」が一瞬で行われるので、敵の数が多い戦闘だと、敵が頻繁に行動することにより、ダメージ地形発動も頻発しているように見える場合がある。
また、キャラが眠り・麻痺状態で動けない場合でも、行動した(パスと同等?)と判断されることがあるようだが、行動ゲージでは判断ができない。
例:
戦闘を開始し、最初にターンが回ってきた味方キャラが、スキルまたはアイテムで冷水地形を発生させたとする。
その直後は毒沼地形判定が入るので、何も起こらない。
その後、
キャラが行動→火炎地形判定(何も起こらない)→キャラが行動→電撃地形判定(何も起こらない)→キャラが行動→冷水地形判定
となるので、冷水地形を発生させてから、敵または味方が3キャラ分行動すると、冷水地形の地形ダメージが発生する。
例えば「味方がスキルを出す」「敵がチャージスキルのチャージを開始」「味方が1マス移動してパス」なら、3回分の行動になるので、「味方が1マス移動してパス」の直後に地形ダメージが発生する。
また、「味方が3マス移動」「移動中に敵の行動ゲージが満タンになったのでスキルで攻撃」「移動した味方がスキル使用」だと、最初の味方キャラは移動の最中に敵に行動を割り込まれたので、ここまでだと2キャラ分の行動にしかならない。この後に敵か味方が何かしらすると、冷水地形の地形ダメージが発生する。
冷水地形の上にキャラが乗っていれば、ダメージを受けたり吸収したりするが、敵味方誰も乗っていない場合、ダメージなどは発生しない。
そしてダメージ地形1マス毎に消去判定(下で説明)が入って、次のターンへ移る。
敵味方誰もダメージ地形に乗っていなくても、消去判定だけは起こる。
地形ダメージが発動した後は、1マス毎に一定確率(20%程度、筆者調べ)でダメージ地形が消去され、通常状態のマスに戻る。
上で記した通り、ダメージ地形の上に誰も乗っていなかったとしても、発動タイミングの後に消去判定が入って、20%程度の確率で消去される。
消去時は特に効果音などもなく、ゆっくりと消えていく(敵味方が次の行動をしている最中でもゆっくり消えていくモーションが残るほど)。このため戦闘に集中していると、どのタイミングで消えたのか、ややわかりにくい。
ダメージ地形を利用して敵にダメージを与えていたり、味方に地形ダメージ吸収装備を装備させてHP回復に利用している場合、地形ダメージ発動後は、ダメージ地形が消去されたかどうか、少し待ってきちんと確認する方が良いだろう。
ダメージ地形は、ダメージ地形を発生させるスキルで上書きが可能。
「ダメージ地形を消去して通常状態に戻す」というようなスキルやアイテムはない。
敵が複数マスにまたがっている場合、ダメージ量は1マス分のままだが、吸収する時は1マスあたりのダメージ量×ダメージ地形に乗っているマスの数だけ回復する。
SFC版でも同じ仕様だったが、SFC版では回復する時の表示が1マス分だけという表示ミスがあった。
リメイク版では修正され、正しい回復量が表示される。
よって大型の敵がダメージ地形の吸収能力を持っていると、HPを大幅に回復されてしまい、対策を練らないとHPを延々と回復され、戦闘がいつまでも終わらない。
幕末編の岩間さまや原始編のキングマンモーといった隠しボスは、この現象により強敵となっている。