基礎知識
戦闘関係
※攻略におけるコントローラーのボタン表記についてもお読みください。
近未来編は比較的オーソドックスなRPGスタイル。人々から話を聞いて情報収集し、次の行き先を判断してストーリーを進めていく。
情報収集は主人公アキラの特殊能力、他人の心を読むテレパシー(/ボタン)で行うことが多いのが特徴。
戦闘はザコ戦の場合、リーダーを倒すことで他のザコ敵も同時に消滅する「BREAK DOWN」(※▶BREAK DOWNについての解説)で勝利できることが多く、リーダーも弱いことがほとんどなので、BREAK DOWNを狙うだけならかなり楽だが、全ての敵を倒していこうという場合はそれなりに手間がかかる。
SFC版ではBREAK DOWNで敵を倒すとアイテムを落とさない仕様があったが、リメイク版ではBREAK DOWNで敵を倒してもアイテムを落とすようになったため、ザコ戦が楽になった。
強力な装備品・アイテムは元となる素材さえあれば▶アイテム改造を利用することで確実に入手でき、レベル上げもしやすく、回復アイテムは時期限定だがイベントで無限に入手できてしまうなど、本作初心者にも比較的易しいシナリオになる。
以上より、初見プレイの際に最初にプレイするシナリオとしてもおすすめであるが、近未来編からプレイを始めた場合、慣れてきたあたりで、▶当攻略のトップページから、戦闘関係の知識をひととおり読んでいただければ幸いである。
▶行動ゲージ、▶向きの知識があるだけでも戦闘が楽になる。
PlayStation4&PlayStation5版におけるトロフィー、Steam版における実績については、▶トロフィー&実績一覧を参照。攻略中にも獲得方法を記してある。
近未来編で取得可能なトロフィー&実績「秘めた思い」「心の叫び」は攻略上必ず取得できるが、「世紀の大発明」(一定アイテムのアイテム改造を成功させる)、「商売上手」(たい焼き屋の手伝いでたい焼きを10000円で売る)は時期限定かつ攻略に必須ではないため注意。
以下、戦闘&操作についてのTIPS。
アキラは人(など)に接触した際に、「話す」以外に「心を読む」というコマンドが出現する(片方のみ出現する場合もある)。
この時に/ボタンを押すと、人の心が読める。
決定ボタンでの「話す」とは違う内容が聞ける他、攻略上必要となる場面も多いので、誰かと出会ったら「話す」の他に、/ボタンで心を読んで情報収集すること。攻略上必要ではなくても、近未来編のストーリーの背景や世界観を理解する上で役立つ。
ただし、終盤の筑波研究所でのみ、/ボタンで敵を呼ばれる罠が一ヶ所だけある。
SFC版では、アキラ操作時、YボタンでもBボタンのようにテキスト送りができるという仕様があったが、リメイク版では撤廃されている。
詳細は▶敵パーティ一覧も参照。
近未来編では、ワールドマップをうろつくクルセイダーのシンボル(初期状態で6体)と接触すると戦闘になる。つまりシンボルエンカウント。
同じシンボルでも、逃げてから再度戦闘に突入するとパーティ編成が変わっていることがある。
接近時に「!」マークが出たシンボルは、アキラを追いかけてくる。
ワールドマップの道幅は狭いので、すれ違っての回避は不可能。
「テレポート」(「逃げる」コマンド)で逃げると、敵シンボルが一定時間停止し、接触してもエンカウントしなくなるため、遠ざかることで戦闘回避が可能。
※「テレポート」については後で詳細を記している。
シンボルに挟まれたら戦闘に入り倒すか、「テレポート」を繰り返してちびっこハウスに飛ぶのを期待するしかない。
ザコ敵戦闘は、アキラのレベルによって3~4パターンから敵パーティが決定される。SFC版にはなかった敵パーティの組み合わせも存在する一方で、SFC版の敵パーティが削除されたりリーダーが変更されたりしており、SFC版ではイベント戦にしか登場しなかったクルセイリーダーもワールドマップの戦闘で登場する。
どの戦闘もリーダー(クルセイダー、クルセイダーRSまたはクルセイリーダー)と手下(メカ系の敵)が設定されていて、リーダーを倒すとBREAK DOWNが発生し手下がすべて倒れ、勝利できる。
※BREAK DOWNについての詳細は、▶戦闘関係の知識 > BREAK DOWNを参照。
リメイク版ではBREAK DOWNさせても敵がアイテムをドロップする仕様に変わったため、BREAK DOWNで敵を倒すことのデメリットはない。楽に敵を倒すのならリーダーのみ狙うと良い。
遠距離攻撃ができる無限攻撃アイテムを▶アイテム改造で作っておくと、遠距離にいるリーダーを狙いやすい。
経験値稼ぎもワールドマップのザコ戦で行うのが一番効率が良く、BREAK DOWNで倒せるため楽で、ストーリー上の強制戦闘や筑波研究所内の戦闘よりも経験値がもらえる。経験値計算や敵パーティレベル[仮]も含めた詳細は、▶敵パーティ一覧に掲載している。
無法松がパーティに居る期間はごく短く、レベル上げをする必要もないくらい強いのだが(もともとお助けキャラ的にステータスが設定されているため、レベルアップでは大してステータスが上がらず、新たなスキルも覚えない)、もしレベルを上げてみたいのならワールドマップで稼ぐと良い。
クルセイダーRSは低確率で「おしゃれパール」をドロップする。本作で「おしゃれパール」を入手する方法はクルセイダーRSのドロップのみなので、アイテムコンプリートを目指すのなら注意。
SFC版では、アキラのレベル13以降はワールドマップの敵が経験値をくれなくなったが、リメイク版では13以上にレベルを上げることもできる。
だがレベル14以上は敵パーティが変化することはなく、4パターンで固定で、最終的にどの敵パーティからもらえる経験値も5まで落ちる。
ただし、近未来編では過剰にレベル上げをする必要はなく、ワールドマップ移動中に敵と出くわしたら倒す、程度で戦っていけば適度にレベルが上がっていく。シナリオ終盤に訪れる筑波研究所までに、アキラのレベルを9くらいにして、かつ後で述べるアイテム改造で装備品を作っておくと、ほとんどの戦闘で苦労せずに済むはず。
近未来編は強制戦闘が少ない上、強制戦闘には大抵加わってくれる無法松が初期状態でも強く、イベントで回復アイテムや武器防具が簡単に入手でき、アイテム改造で強い攻撃アイテムも作ることが可能、更に最終盤は操作キャラがブリキ大王に変わりラストボスまで撃破するため、アキラをさほど鍛えなくてもクリアは可能となっている。
近未来編の戦闘では、「逃げる」コマンドが「テレポート」になっている。
「逃げる」と同じ効果で、戦闘から逃げ出せるのだが、一定確率で「テレポート」が失敗することがある。
「テレポート」が失敗した場合、戦闘から逃げること自体はできるのだが、ちびっこハウスの中の台所や風呂場などに飛ばされる。
また、アキラが戦闘不能になり、タロイモや無法松しか残っていない時には通常通りの「逃げる」コマンドになる。
ワールドマップで敵に挟まれたが、どうしても逃げたいという場合、ちびっこハウスへ飛んでくれれば脱出できるので、何度も「テレポート」してみると良い。
失敗した時のセリフはリメイク版にて追加されたものなので、一度くらいは見てみるのも良いだろう。飛ばされた場所により少しずつセリフが異なる。
イベントの関係や、ちびっこハウス内に入れない期間であっても、テレポートに失敗するとハウス内に飛ぶ。
ちびっこハウス内での行動が進行フラグになっている時、ハウス内に飛ぶと強制的にストーリーが進んでしまう場面がある(該当する箇所は、攻略中に注意を入れてある)。
また、以下の状況では、おそらくテレポートは失敗しないので、ちびっこハウスへのワープを狙ってのテレポートはできないことに注意。
なお失敗時の飛び先は、SFC版での「入浴中の妙子がいる風呂」が削除された代わりに(誰も居ない状態の風呂には飛ぶ)、「洗濯機横の洗面台」「庭の手洗い場」「洗濯機」が追加されている。
また、ストーリーの進行度合いによって確率と失敗時の飛び先が変わる。
具体的には妙子が洗濯を終えて洗濯機の前から居なくなる前と後で、失敗パターンの数が変わる。
洗濯機の前から居なくなると、洗濯機に飛ぶパターンが加わる。
500回テレポートして検証してみたところ確率は以下のように推測されるが、あくまでも推測なので参考程度で。
実際に検証した結果は▶戦闘システムの調査 > テレポートの成功・失敗確率の検証も参照のこと。
洗濯機パターンなし:
洗濯機パターンあり:
詳しくは▶アイテム改造に記載しているが、中盤以降、寿商会でできるようになるアイテム改造で、装備品や攻撃・回復アイテムを作っておくと、戦闘が格段に楽になる。
少し手間がかかる作業になるが、最終編に便利なアイテムを持ち込むためにも、やっておいて損はない。
アキラのスキルはどちらかといえば補助寄り、一般的なRPGで言えば範囲攻撃魔法や補助・回復魔法の使い手であり、他シナリオの主人公たちと比べるとやや癖がある。
「○○イメージ」という名称の超能力系スキルは、攻撃範囲が広く、敵に状態異常や行動異常、ステータスダウンを与えるものがほとんど。
SFC版ではこれら超能力スキルは待機時間が長めで、使い勝手がいまいちだったのだが、リメイク版では強化されている。
例えば「マザーイメージ」「ヘルイメージ」「フレームイメージ」は待機時間なしで出せるようになっており、他の超能力スキルもほとんどが短い待機時間で出せるようになっている。
物攻(SFC版での「力」)の伸びが良くないのはそのままなので、基本的には特攻の高さを活かして超能力で攻めていく。
敵に弱点属性が設定されたので、必要な時は物理攻撃の「ローキック」「エルボー」と使い分けていくと良い。物攻の上がる装備品(「ライダーベルト」など)をアイテム改造で作っておくとなお良い。
また、防御関係のステータスはやや低いため、装備を整えない限りあまり打たれ強くはないことにも注意したい。
基本的に敵とは距離を取り、無法松が居る時は頑丈な無法松に前に出てもらうようにすると安全。
アキラのスキルには追加効果が付いていることが多いが、これらの詳細については、戦闘関係の基本にある▶状態異常、▶行動異常、▶能力増減を参照していただきたい。
またアキラが最初から使えるスキル「マザーイメージ」の追加効果である「魅了」状態にはSFC版にはない変更点があるので、▶行動異常 > 「魅了」状態の注意点を参照。
なお、SFC版における「BREAK DOWN対象の敵だと敵味方誰かのターンが回ってきた時に必ず行動異常が回復する」仕様は、リメイク版では撤廃されている。
BREAK DOWN可能な戦闘でメカ系の敵に行動異常がきちんと通用するようになった。
回復スキルとして、自身を回復できる「セルフヒール」と、レベル7で覚える隣接キャラを回復可能の「ヒールタッチ」があるが、どちらも300近いHPを回復できるので、近未来編を普通にプレイする範囲ならほぼどのキャラでも全回復に近い回復量になる。
(具体的には「セルフヒール」の回復量は330~395、「ヒールタッチ」の回復量は280~335。筆者調べ)
ちなみに本作では、回復スキルの使用者のステータスによって回復量が変化することはない。回復アイテムも同様。
近未来編ではサブイベントの「たい焼き屋の手伝い」で消費回復アイテムを幾つでも入手できるが、回復量で見た場合はアキラの回復スキルの方が上の場合もある。回復アイテム使用時の付加効果や、残りの個数との兼ね合いで何を使っていくか考えると良いだろう。
どのキャラにも言えることだが、アキラは特に、スキルを覚えたら一度は戦闘で使って特徴を掴んでおくと良い。
近未来編のうちにスキルの特徴を把握しておくと、最終編で有効活用していける。
特に広範囲の敵を足止めできるスキルが豊富で、「ヘブンイメージ」はダメージ量は0だが全範囲攻撃で眠り・停止の効果があり、敵の数が多い戦闘では戦闘開始直後に使うと便利、などは覚えておいて損はない。
リメイク版ではBREAK DOWNさせても敵がアイテムを落とすため、ワールドマップでの戦闘はBREAK DOWNでもデメリットがなくなり格段に楽になったが、敢えてワールドマップの敵をBREAK DOWNさせずに倒す場合、アキラの超能力スキルを上手く使いこなさないと苦戦する。
戦闘の練習として、超能力スキルを活用しつつBREAK DOWNさせずに戦ってみるのも面白いだろう。
ちなみに、SFC版では最初(レベル4)から覚えていた「スリートイメージ」をレベル5で覚えるようになり、以降のスキルも覚えるレベルが少し変化している。
序盤でパーティに加わるタロイモは、戦闘で経験値を得ることができず、レベルアップしない。
その代わり、メカ系の敵を倒した時に低確率で落とす重要アイテム「強化パーツ」をアイテム欄で使うことにより、タロイモが『最大HP+10、命中+1、回避+1』と強化される。
「強化パーツ」を落とす敵は▶敵個別データ一覧を参照。ほとんどのメカ系の敵が落とすが確率は低く、普通に近未来編をプレイした場合、入手できるのは数個程度で、運が悪いと1つも手に入らないまま近未来編をクリアする可能性もある。とはいえ、タロイモを強化しなくても近未来編は充分クリア可能。
SFC版ではBREAK DOWNで敵を倒すとアイテムを落とさない仕様があったが、リメイク版では撤廃されたため、「強化パーツ」を集めたい時でもBREAK DOWNを狙いリーダーのみ倒して構わない。
また、アイテム欄に「ロボットがアクセサリー装備で技追加」と説明されている装備品をアクセサリー枠に装備すると、スキルが追加される。
腕にも装備可能だが、腕に装備した場合はスキルが追加にならないので注意。つまり最大で5種類のスキルを追加できる。
対応アイテムはアイテム改造で作ることが可能で、一部は拾える。
各アイテムの具体的な効果は、▶アイテムデータ(近未来編) > 攻撃アイテムを参照。
また、具体的な改造方法や、おすすめ改造アイテムは▶アイテム改造を見ていただきたい。攻略中にも記している。
どの順序で装備しても、スキルの並び順は以下のようになる。
各スキルの詳細については、▶近未来編キャラクターデータ > タロイモ > アクセサリー装備で使用可能なスキルを参照。
装備アイテム | スキル |
---|---|
コトブキラッカー | ラッカー噴霧弾 |
岩石砲 | ゲキレツ弾 |
昭和キントト砲 | キンギョ弾 |
昭和ヒヨコッコ砲 | ヒヨコ弾 |
ボヨヨン銃 | ボヨヨンパンチ |
100Vレーザー | 100Vレーザー |
プラズマスパーク | プラズマスパーク |
スタンガン | 5万Vのショック |
ただしこれらのアイテムは、アイテム欄に置いた状態ならタロイモ含め全キャラが使用可能なので、基本的には装備せず誰でも使えるようにしておいた方が便利。
以上のアイテムをアキラや無法松が使用した時は、攻撃アイテムを使った時の汎用ボイスが流れるが、タロイモは装備していてもアイテム使用しても、各スキル専用のボイスが流れるようになっている。
これらの仕様は、最終編でのキューブと共通しているので覚えておくと良い。
装備画面の「おまかせ装備」コマンドだが、攻撃や防御の値を最優先して装備品を決めるため、近未来編では、頭装備の、
を同時に所持している時、「おまかせ装備」で「園長の編み物」が優先されてしまう。
防御以外の効果を考えると、「シャンプーハット」の方が便利であるから、「おまかせ装備」で装備をする時には注意が必要。
また、アイテム改造を行うと多数の装備が手に入り、どのステータスを優先して装備を選べば良いのか迷うかもしれないが、基本的には以下のように考えて構わない。
初回プレイであれば、あまり色々と考えずに楽しみながらプレイしてもらえれば良いのだが、▶基礎知識 > シナリオにて記している通り、各シナリオの主人公は、各シナリオのクリアデータを引き継いで最終編に再登場する。
他シナリオでは色々と注意した方が良いこともあるのだが、近未来編についてはさほど注意点はない。
▶アイテム改造の一番下で触れているが、アイテム改造で装備やアイテムを最終編に持ち込めるため、作っておくと便利なアイテムを用意しておくと最終編の攻略で役立つ、という程度。
リメイク版では持ち込めるアイテムがSFC版より増えているので、とりあえず「昭和ヒヨコッコ砲」を持ち込めば良かったSFC版より選択肢は増えている。ただし「強化パーツ」は持ち越せず、キューブの強化に使うことはできないので、近未来編でタロイモにすべて使って構わない。
最終編でアキラを仲間にする際には、選択肢次第で戦うことになるが、戦わずに済む選択肢もあるため、近未来編でどれだけレベルを上げても問題はない。
あえて問題点を上げるなら、最終編の敵パーティは味方のレベルによって変化していくため、高レベルで最終編に突入すると、低レベル時に出現する敵と出会えなくなる(一部の敵のドロップアイテムが入手できなくなる可能性がある)という程度。アイテムコンプリートを目指すのでない限り、特に問題にはならない。
初回プレイであれば、アキラのレベルが10~13程度で近未来編をクリアすると、最終編で主人公に選んだ時でも、主人公以外でパーティに加えた場合でも、最初から戦力として使いやすいだろう。
重要なフラグ(攻略に必要な行動)を記してある。
フラグ立て自体はSFC版とさほど変わらないが、SFC版とは異なり、順序が自由だった箇所が固定に変化していたり、あまり寄り道ができなくなっている。
特にちびっこハウスや寿商会内でのフラグ立ての最中に、建物から出られなくなる場面が増えてしまったため、ちびっこハウスのおみやげイベントの期間がかなり限定されてしまっている。たい焼き屋の手伝い・回復アイテム入手は早めに行っておく方が良いかもしれない。
▶1. 公園
▶2. ちびっこハウス
▶3. 寿商会~タロイモ加入
▶4. ブリキ大王起動~埠頭
▶5. 筑波研究所
▶6. ちびっこハウス~ラストバトル