基礎知識
戦闘関係
本作には「お金」関係のシステムが存在していない。つまり、RPGでよくある装備やアイテムの購入、売却といったシステムが存在しない。
アイテムはイベントや宝箱などで入手したり、ドロップアイテムが設定されている敵と戦って勝利した時に一定確率で落とす。
リメイク版では、原始編と中世編での一部例外を除き、調べてアイテムが拾える場所(宝箱やタンス、タル、箱、ツボ、草むらなど)が光るようになった。ただし、中身が空っぽの宝箱(タルや箱なども含む)も光る。
また、アイテムが拾える場所では「調べる」または「取る」といったコマンドがガイドとして出現する(何のボタンを押すかも表示される)のでわかりやすい。原始編のようにマップ上光っていなくても、コマンドは出現するようになっている。
SFC版では、どの方向から調べても宝箱や箱などが開いたが、リメイク版では開くことができる方向が決まっている。宝箱などに密着しても「調べる」コマンドが出ない時は、調べる場所や向きを変えてみると良い。
所持しているアイテムは、メニュー画面→アイテム(Item)で確認できる。
L/L1・R/R1ボタンで、種類別のアイテムを確認できる。
アイテムの並べ替えは不可。
アイテムを捨てることはできない(捨てるコマンドがない)。
リメイク版では、アイテムにSFC版よりも詳しい解説が付いた。
装備品のステータスアップ効果や、耐性属性などは/ボタンで切り替えることで見ることができる。
同じアイテムの最大所持数は99。
更に同じアイテムを得た時には、「(アイテム名)はこれ以上持てません」と表示されてしまう。
装備品の場合、装備している装備品+アイテム欄の装備品を合わせ、99個以上のアイテムを所持することが可能。
ただし、この場合は、装備している装備品を外した時、アイテム欄の装備品数の表記は99のまま。
再び同じ装備品を装備すると、アイテム欄の装備品がその分だけ減少する。
この現象は、中世編で無限にもらえるアクセサリー「こんなモン」で割と簡単に確認できる。
本作の戦闘は、戦闘終了するとHPや状態異常などが全て回復するシステムになっているため、戦闘以外で回復アイテムを使用することは不可能。
扉に鍵を使って開くといった、重要アイテムなどを使用する時は、自動的にアイテム選択ウィンドウが開くようになっている。
また、もしこの時に該当アイテムを所持していなかったり、まだ使わないという場合は、キャンセルボタンを押すとウィンドウが閉じてアイテム選択をキャンセル可能。
本作におけるアイテム一覧は、各シナリオ攻略のデータ集内のアイテム・装備品データ及び、データ集の以下から。
リメイク版では、アイテムの種類によりアイコンが表示されるようになった。
複数の種類の性質を持つアイテムも存在しているが(例えば装備品かつ攻撃アイテムである、など)、アイテム一覧ではいずれかが表示される。
装備できる部位によってアイコンが変わる。
中には複数の部位に装備できる装備品もあるが、いずれかの装備アイコンが付く。
戦闘中に使用可能な回復アイテム用のアイコン。
戦闘中に使用可能な攻撃アイテム用のアイコン。
西部編のみ。罠専用アイテムのアイコン。このアイコンが付いていなくても罠として使えるアイテムもある。
原始編のみ。アイテム合成に使える材料専用アイテムのアイコン。このアイコンが付いていなくても材料として使えるアイテムもある。
近未来編・最終編。メカのキャラ(タロイモとキューブ)に使う「強化パーツ」専用アイコン。
鍵など、いわゆるイベント用アイテムのアイコン。
戦闘では、キャラのターンにメニュー画面(/ボタン)→「アイテム」コマンドから、攻撃アイテムと回復アイテムを使用できる。
SFC版では、戦闘中には使えないアイテム(装備品など)も含めた全アイテムが表示されたのだが、リメイク版では戦闘中に使える攻撃アイテムと回復アイテムのみが表示されるように変更された。
攻撃アイテムと回復アイテムも、実際には「スキル」と同じ扱いで、スキル名、属性、向き、射程、範囲、待機時間、Hit数などが設定されており、スキル同様に使用時に詳細を確認できる。
このため、同じ攻撃アイテムでも、ダメージ量や命中率は固定ではなく、使ったキャラのステータスにより変化する。
回復アイテムも使用時は何らかの属性のスキルとして発動するが、例えば善属性の「恵みの回復」(「印籠」使用時)を善属性耐性を持つ味方に使っても、効果が減るというようなことは起こらない。
なお、回復アイテムや回復スキルによる回復量に、使用者のステータスは関係しない。±9%程度の乱数によるブレがあるのみであり、回復される側のステータスも関係しない。味方が回復用スキルに対して耐性属性を所持していたとしても、回復量が減ることはない。向き補正がかかることもない(筆者調べ)。
また、戦闘中に使えるアイテムは、使用回数が一度きりの消耗品と、使用回数無限のアイテムに分かれている。
使用回数が一度きりの消耗品は「消耗アイテム」、使用回数無限は「∞使用可」と、アイテムの説明に書かれている。
何度でも使えるアイテム、かつ待機時間があるチャージスキルの場合(「昭和ヒヨコッコ砲」や「ぼいんビーナス」など)は、そのアイテムを誰かが使って待機時間の最中に、他の味方が使うことは不可能。
それらのアイテムを複数個所持している場合は、他の仲間も使うことが可能。この時はアイテム欄を見ると、待機時間中のアイテムの数が減っているが、アイテム使用後は数が元に戻る。
アイテム名が使用時の「スキル」の名称と同一でない場合も多く、アイテム名からスキルの効果が想像しにくいものも幾つかあり、慣れないと少々ややこしい。リメイク版はゲーム内のアイテムの説明が一新されわかりやすくなっているので、新たなアイテムを入手したら、とりあえずは説明を読むこと。
消費回復アイテムは種類自体はそれなりに多いが、例えば、近未来編の「たい焼き」、原始編の「ホネ肉」、中世・最終編の「治り草」はどれもスキルとしては「自分・中回復」で、効果は全く同じになっている。他にも「エリア内を中回復」「エリア内を大回復」などのスキルが発動する消費回復アイテムは各シナリオで名称を変えつつ存在している。
装備品の中には攻撃・回復アイテムとして戦闘中に使用可能なものが存在するが、装備していると使用できない(キューブとタロイモが装備可能な一部装備品を除く)。
装備から外してアイテム欄に置いた上で、戦闘中に「アイテム」一覧から選び使う必要がある。
装備品かつ攻撃・回復アイテムの大半は使用回数が無限なのだが(「コーラのビン」「印籠」など)、中には消耗アイテム扱いの装備品もあるため(「ユニコーンホーン」「極楽鳥の尾バネ」「金の死装」など。最終編限定のアイテムに多い)、うっかり装備品をなくさないよう、使用前に確認すること。
本作において、戦闘中にアイテム以外でHPを回復する手段は限られており(回復スキルや敵からHPを吸収するスキルなどがあるが、全キャラが使える訳ではない)、しかも回復アイテムを事前に「買いだめ」するシステムもないため、回復アイテムを使うタイミングの判断は重要になってくる。
ザコ戦で回復アイテムを節約したい時は、一度逃げて再戦するという手もある。本作では、「逃げる」コマンドが出現している戦闘なら必ず逃げられ、HPと全ステータスが自動回復する。
一部シナリオでは、イベントなどをこなして回復アイテムを無限に入手することもできる。近未来編のたい焼き屋の手伝いや、中世編及び最終編での治り草群生地など。
敵は攻撃・回復アイテムを使用しないが、アイテムを使用した時に発動するスキルを使う敵も存在する。
例えば、SF編のマザーテイルが使用するスキル「ラブヒーリング」は、最終編のアイテム「マジカルウッド」使用時のスキル「ラブヒーリング」と同名であり同効果。幕末編では「尾手流手裏剣術」というスキルを使う忍者系の敵がいるが、攻撃アイテム「尾手手裏剣」でも同じく「尾手流手裏剣術」を使うことができる。
敵の場合は使用スキルに設定されているため、個数などの概念はなく、回数制限なく使ってくる。
一般的なRPGと同じく、基本的には、一度開いて中身を回収した宝箱や箱、ツボの中身が復活することはない。
例外は、
SFC版では、「中世編でルクレチア城と魔王山の宝箱を取ってしまうと、最終編で該当の場所の宝箱が開いたままになり、中身が取得できない」という仕様があったが、この仕様がリメイク版では撤廃されたということになる。
よって中世編でも、最終編を気にすることなく宝箱を回収して構わない。
また、上の「戦闘中のアイテム使用について」で記した、中世編及び最終編の「治り草群生地」は、マップを出入りすると「治り草」が復活し、所持数上限の99個まで拾うことが可能なので、こちらも「宝箱の復活」に似た現象になる。
敵を倒した時に一定確率でアイテムを落とすことがあるが、どの敵がどのアイテムを落とすかは、SFC版とほぼ変わらないようである。
ただし、筆者は中世編と最終編で例外を確認しているので、▶データ集の敵データ等で確認していただきたい。
また、SFC版のドロップアイテムのデータについては、ライブ・ア・ライブ(SFC版) 攻略メモ帳 > 基礎知識 > アイテムの「敵が落とすアイテム」にて紹介しているので参照していただきたい。
SFC版では「BREAK DOWNで敵を倒すと、ドロップアイテムを絶対に落とさない」という仕様があったが、リメイク版では廃止された。
近未来編のようにBREAK DOWNの戦闘が多いシナリオでも、BREAK DOWNで手早く敵を片付けつつ、ドロップアイテムも狙えるようになった。
最終編で「強化パーツ」をたくさん集めたい時にも便利。
▶BREAK DOWNも参照のこと。
アイテムをドロップする上での法則も、SFC版とほとんど変わらないようである。
例:
最終編の敵パーティ「ツナヨシ×1、ルビータイラント×1、おイヌ様×9、ケルベロ×4」の場合、ドロップアイテムは
のように設定されている。
おイヌ様やケルベロは数が多いが、だからといって、ケルベロが「ホネ肉」を最大で4個落とすとか、おイヌ様が「月ウサギの足」4個に「マジカルウッド」5個を落とす、といったことは起こらない。
同じ種類の敵が複数出現しても落とすアイテムは1個だけなので、ケルベロが何体いても、「ホネ肉」を落とす時は1つだけである。
それぞれの敵の種類でドロップの判定があり、4種類の敵が含まれているため、最大で4種類の敵が1つずつ、合計で4つのアイテムを落とす。
本作は一度の戦闘で最大4種類の敵が出現するので、ドロップアイテムも最大で4つ。
このため、獲得アイテム欄も、アイテム4つ分のスペースが用意されているのである。
別々の敵が同じアイテムを落とすと、下スクリーンショットのように同じアイテムが並ぶことになり、数をまとめて表示することはない(「ツナヨシ×1、おイヌ様×14」のパーティで、ツナヨシとおイヌ様どちらも「マジカルウッド」を落とした場合)。
最初に記した通り、敵は一定確率でアイテムを落とすが、この確率を上げる手段(スキルや装備品など)は存在しない。
一度しか戦えないイベント戦やボス戦でのドロップを狙う時は、事前セーブをして、落とさない場合はロードし、落とすまでチャレンジするより他ない。
またアイテムを落とす確率は、攻略本など公式のデータが発表されていないので不明。
筆者はキングマンモー戦について、300回戦って「コーラのビン」のドロップ率を調べてみたことがあるが、300回中96回落としたのでおよそ32%程度と推測される。だが、もちろんこれは正確な値ではなく、検証結果からの推測にすぎない。
詳細は不明だが、SFC版同様に、アイテムドロップ率が高い敵パーティと低い敵パーティが存在しているようである。
上の例で示した最終編敵パーティは比較的ドロップ率が高いが、SFC版と同じく滅多にアイテムを落とさない敵パーティもある。
一方、コロコロムシ×1の敵パーティなど、SFC版で「内部データではドロップアイテムが設定されているのにドロップ率が0」に設定されていた敵パーティがアイテムを落とすようになっていたりもする。とはいえ確率はかなり低い。
また、SFC版では「かなり高確率でドロップするが、たまに落とさないことがある」アイテムがあったが、それらについては確実に落とすようになったアイテムがある模様。
例えば、幕末編のからくり源内が落とす「ゼンマイ」や、岩間さまが落とす「水神の鱗」、最終編・鍵のダンジョンの影が落とす「錆びた鍵」は、筆者が何周かプレイしてみても必ずアイテムを落とすため、リメイク版ではドロップ率が100%に変更されたと考えて良さそうである。
(公式で明言されている訳ではないので注意)
上に記した、敵ドロップでしか入手できないレアなアイテムを含む、特殊な方法でのみ入手できるアイテムを以下にまとめておく。
シナリオ間で入手に関して事情が異なるアイテムも存在しているが(例えば、「コイツぁタマゲタ」は、幕末編では一定手順を踏まないと入手できないレアアイテムだが、最終編ではザコ敵のポワッシーのドロップで幾つでも入手できる)、基本的には「各シナリオで特徴的な入手方法がある」アイテムに絞って記載した。
入手方法は各シナリオの攻略も参照のこと。
近未来編の「アイテム改造」や原始編の「アイテム合成」などもアイテム入手イベントになるが、ここでは「普通にプレイしているだけではわかりにくい」と筆者が感じるイベントに絞る。
シナリオ | アイテム | 説明 |
---|---|---|
SF編 | メモリーカード | 入手には合言葉が必要だが、合言葉がどれなのかはややわかりにくい |
幕末編 | 村正 | 魔神竜之介撃破時に必ず入手できるのでイベントアイテムだが、隠しボスの魔神竜之介を倒すこと自体がそれなりに難易度が高い |
陸奥守吉行 | 不殺(0人斬り)達成時のみ入手でき最終編で装備できる | |
コイツぁタマゲタ | 特定の落とし穴に落ちた先の部屋の宝箱。ゲーム内ではノーヒント | |
印籠 | 女性キャラを1人も倒さずに天守6階の尾手院王の部屋の前に行き、女性との会話で「受け取る」を選んだ後、そのまま10秒くらい待つと女性が戻ってきてもらえる。 ゲーム内ではノーヒント | |
美しい帯 | オカメの方を17回倒すと撃破後に入手。リメイク版追加イベント | |
原始編 | モノな石 | 最終盤でゴリが一時離脱・再度パーティに加わった後、荒野の洞窟入り口の左下付近にある人面岩を100回調べると出現する洞窟内の石版を調べてから「ホネ」を使う。 ゲーム内では人面岩についてTIPSで触れている程度でほぼノーヒント |
王者のキバ | キングマンモー撃破時に必ず入手できるのでイベントアイテムだが、隠しボスのキングマンモーを倒すこと自体がそれなりに難易度が高い | |
西部編 | アニーの日記 | 罠探し中にアニーに罠を仕掛けるのを頼んでいる最中にしか入手できず、更に入手後にアニーに渡すとイベントが発生して取り上げられる。 |
最終編 | エリアル系装備 | 「エリアルヘルム」「エリアルグラブ」「エリアルメイル」「エリアルブーツ」「エリアルリング」の5種は対応する隠しボス撃破で入手可能。 中には出会うのが難しい・ヒントがほぼない隠しボスが存在する |
以下は岩間さま以外、ドロップ率は100%ではないため、一度しか戦えない敵の場合は事前セーブ&ロードで落とすまで戦う必要がある。
岩間さまの「水神の鱗」は、リメイク版では100%ドロップに変更されたようである。
シナリオ | アイテム | 落とす敵 |
---|---|---|
近未来編 | MKバッヂ | 黒服 |
おしゃれパール | クルセイダーRS | |
幕末編 | 悪のそろばん | 商人 |
ピラピラ襟 | 外国人 | |
水神の鱗 | 岩間さま | |
功夫編 | デカパン | 孫子王、荒くれ者 |
竜の小手 | ペイチャ&ナンチャ | |
竜の服 | リン&シャン&チャン | |
原始編 | コーラのビン | キングマンモー |
最終編 | マンティスハンド | エントモパイラム |
黒猫の靴 | 猫又 | |
月ウサギの足 | おイヌ様 |
▶シナリオに記している通り、各シナリオの主人公は最終編に再登場するのだが、この時に各シナリオのクリア時の状況を引き継いでいる。
アイテムも一部が持ち越しできるようになっている。
リメイク版では、
以上を最終編に持ち込めるようになった(SFC版では上における1. しか最終編に持ち込みできなかった)。
2. と3. は「※例外あり」と記したとおりに条件があり、「該当シナリオの仲間キャラが装備できても、そのシナリオの主人公が装備できない装備品は持ち越せない」という決まりがある。
例えば原始編におけるべる専用装備は、ポゴが装備できないため最終編に持ち込めないし、最終編でキューブが装備可能な「ボウリングだま」は、近未来編でタロイモが装備しているが、近未来編主人公のアキラには装備できないので持ち込めないということになる。
また、上に記していない、消費回復アイテムや重要アイテム(「強化パーツ」など)は持ち越せない。
スクウェア・エニックス サポートセンターのFAQも参考にしていただきたい。
最終編で一部のアイテムが引き継がれず消えてしまいました - スクウェア・エニックス サポートセンター
SFC版とは仕様が変更されたおかげで、便利な装備を最終編へ多数持ち込み可能となっている。
近未来編で、メカ用の装備品(回数無限攻撃アイテム)を全て揃えてクリアすれば、近未来編主人公のアキラが装備していてもしていなくても、それらを全て持ち込めるようになるし、最終編にてキューブに装備させてスキルを増やすこともできる。
また、「各シナリオクリア時に主人公が装備していない装備品もほとんどが最終編に持ち込める」ようになったので、例えば幕末編ラストバトルで、おぼろ丸にアクセサリーである「印籠」を装備させずにアイテム欄に置いておき、無限回復アイテムとして活用した上で、最終編へ持ち込むことも可能になった。
原始編における「コーラのビン」「モノな石」なども同様の扱いとなっている。
どんな装備を最終編へ持ち込むと良いかについては、▶最終編攻略 > 注意点 > アイテム持ち込みについてに記しているので参照していただきたい。
装備品の持ち込みについての詳細は以下の通り。装備変更不可な現代編とSF編は省いている。
SFC版の時から、ざきは内部データ上、「ドカドカオノ」を装備している設定だったようである。
なお、最終編でオルステッドを主人公に選んだ際は、特殊な展開になるため、中世編からの装備・アイテムの持ち越しは一切不可。
SFC版ではメニュー画面でオルステッドの装備画面を表示することができたが、リメイク版では装備やアイテム欄自体の表示が不可能となっている。
上の通り、最終編へ持ち込めるアイテムが増えたため、最終編でやりこみとして、(擬似的な)アイテムコンプリートを狙おうという方も増えたかもしれない。
どうしても持ち込めないアイテムや、各シナリオ限定アイテムもあるため、ある程度妥協しつつコンプリートを目指すとなると、各シナリオから装備品と攻撃アイテムをできるかぎり持ち込み、かつ、最終編でのみ取得できるアイテムを集めるということになる。
また、「個数にはこだわらずアイテムをコンプリートする」か、「個数最大でアイテムをコンプリートする」かで話は変わってくるが、以下では「個数にはこだわらずアイテムをコンプリートする」場合について記している。
注意点は以下のとおり。
宝箱や、「印籠」など特殊な方法で入手するアイテムは当然入手するとして、不殺(0人斬り)報酬の「陸奥守吉行」と、敵を倒さなければ得られない装備(「悪のそろばん」「ピラピラ襟」「美しい帯」)のどちらかを諦めなければならなくなる。
「源氏の小手」「聖者のベール」は最終編でも入手可能。
▶幕末編攻略 > できるだけ最終編に装備品を持ち込んでみる場合も参照のこと。
イベント入手のアイテムをすべて回収し、▶アイテム改造で持ち込める装備と攻撃アイテムを持ち込む必要がある。
アイテム改造で作る攻撃アイテムは計画的に制作する必要がある。
例えば「投げナイフ」は筑波研究所で拾える4つしか入手できないので、無闇に改造しまくってはならない。
ただし「ボヨヨン銃」は、近未来編において「投げナイフ」からしか改造できない。一方で最終編では「ボヨヨン銃」がメカサタケ98からの敵ドロップで手に入るが、敵ドロップ狙いは手間がかかるので、近未来編で「投げナイフ」を1つだけ改造し「ボヨヨン銃」を作って最終編へ持ち込む方が手間はかからないので、好みで。
アキラの初期装備「バッシュ」と、「バッシュ」を改造して作る「アイアンフット」はどちらも一品ものになるので二者択一。
「ボウリングだま」は持ち込みできないが、最終編で敵ドロップで手に入る。敵ドロップのみの「MKバッヂ」「おしゃれパール」も忘れずに。
「サンゴの指輪」「魔法のペンダント」「昭和キントト砲」は最終編でも宝箱から入手可能。
他にもメカ装備は最終編でドロップで入手できるものもあるが、近未来編から持ち込んだ方が楽。
なお「妙子のヘソクリ」(SFC版の「妙子のパンツ」)は最終編で入手できなくなったため(ワールダークのドロップが「妙子のヘソクリ」から「昭和キントト砲」に変更)、改造に使わないでおくこと。「妙子のヘソクリ」から改造できるアイテムは、他ルートからの改造も可能。
各地のアイテム回収の他、敵ドロップのみの「デカパン」「竜の小手」「竜の服」を必ず入手しておく必要がある。
町の人との会話及び、「守体草」と交換で入手できる装備品などの回収を忘れないように。
義破門団道場で1つずつ手に入る「フケイの羽」「ひょうたん」は最終編へ持ち越し可能だが、最終編で敵ドロップでも手に入る。
アイテム合成で作ることができる装備(べる専用の「野性バッグ」「野性ドレス」「キバのネックレス」は持ち込めないので諦める)と攻撃アイテムをすべて作って持っていく。素材アイテムの中でも「かたい石」など持ち越し可能なアイテムが幾つかあるので忘れずに。
最終編で敵ドロップでも手に入るアイテムもいくつかあるが(「ビリビリまきびし」「野性アーマー」など)、原始編でアイテム合成で作って持ち越す方が楽。
特に「ビリビリまきびし」は、SFC版と同じく、最終編ではポリディクティスからのドロップでしか入手できないが、味方合計レベルが11以下のみ出現とSFC版より条件が多少緩和された。いずれにしても、アイテム合成で作っておいて持ち越す方が楽であることは間違いない。
「モノな石」や、キングマンモーを倒した時の「王者のキバ」「コーラのビン」も入手しておく。
装備品をすべて回収する他、「フライパン」を罠にしないで持ち込む。
「ダイナマイト」は最終編でも宝箱から1個入手できるが、「火炎ビン」は最終編で入手できないため、1つ以上持ち込む必要がある。
詳細は▶最終編攻略 > 注意点その2 > 敵が落とすアイテム(ドロップアイテム)を。
各地の宝箱の他、敵ドロップでしか入手できないアイテムが幾つかある。
最終編に持ち込めない消費回復アイテムは、敵ドロップでしか入手できないものがある。
リメイク版でもSFC版同様に、敵パーティ編成は味方の合計レベルで変化していくため、アイテムコンプリートを狙う場合、目的のアイテムを落とす敵と遭遇したら、セーブ&ロードを駆使して敵パーティ編成及びドロップアイテムの吟味が必要になってくる。
(逃げることで敵パーティを調整する場合、最終編では100回逃げると隠しボスのデスプロフェットが出現することに注意しなければならない。セーブ&ロードで試行するのが無難だろう)
も参照していただきたい。
以下が敵ドロップでしか入手不可能なアイテムになる。参考までに落とす敵の出現レベル帯(味方合計レベル)も記載してある(味方合計レベルの値に、魔王山では4、力・本能・心・鍵のダンジョンでは8を加える必要があることに注意)。
また、敵パーティはレベル帯により出現率が変化することがある。
例えば猫又はレベル合計値12から出現するが、出現率が比較的高めなのはレベル合計値24以降になる。
▶戦闘システムの調査 > 最終編・敵パーティ出現確率にて検討しているので参照していただきたい。
敵 | 出現レベル帯(味方合計レベル) | アイテム |
---|---|---|
オイディプス | 2~11 | てんむす |
ダイダロス | 2~11 | てんむす |
ケルベロ | 2~23、56~79、104~ | ソロモンの骨 ホネ肉 |
ソウルイーター | 2~23、32~47、96~111、120~ | エデンズアップル |
強腕戦車 | 12~47 | ボウリングだま |
猫又 | 12~47、88~103 | 黒猫の靴 てんむす バナナクレープ |
亡拳士 | 12~31、112~ | あんまん |
ファントム | 12~39、72~95 | 干し肉 気付け薬 |
ブラキオペルタ | 24~31、40~55、128~ | ロックフィスト |
エントモパイラム | 24~55 | マンティスハンド |
おイヌ様 | 56~79 | 月ウサギの足 |
次元 源左衛門 | 72~ | 気付け薬 |
ボイスハート | - | 鉄観音茶 |
アムルクレチア | - | たい焼き |
デスプロフェット | - | ロックフィスト |
アイテムコンプリート時にチェックシートとして使えるかもしれないファイルをGoogleスプレッドシートで公開しているので、ダウンロードして自由にご利用ください。
※2024年6月2日修正済み(最終編では「薬草」は手に入らないので該当部分削除)。それ以前にダウンロードした方はお手数ですが再ダウンロードするか、該当部分を修正してください。
アイテムコンプリート用(ライブアライブ)
なお、本作ではアイテムコンプリートを成し遂げても特典は特にない。
(これまでに書いたとおり、二者択一なアイテムが存在したり、どうやっても最終編には持ち込めない・入手できないアイテムがあるため、本作における「アイテムコンプリート」の定義はプレイヤーによってまちまちになってしまう)
近未来編のボス、液体人間W1号はSFC版において、「妙子のパンツ(リメイク版では「妙子のヘソクリ」)」と「強化パーツ」がドロップアイテムとして設定されていた。
ただしこれらのドロップ率はSFC版の中でもトップクラスに低く、「妙子のパンツ」が約1.6%(1/16×1/4)、「強化パーツ」が約0.78%(1/16×1/8)。
どちらのアイテムも他の方法で入手可能なので、ドロップにこだわる必要はあまりないのではあるが、リメイク版ではドロップするのかどうか、筆者は液体人間W1号と300回戦ってみた。
結果、
確率としては「妙子のヘソクリ」が1.67%、「強化パーツ」が0.33%になるので、SFC版と近い確率になる、と考えて良いのだろうか。
ちなみに、300回戦ったものの、148戦目までは何もドロップせず、149戦目で「強化パーツ」、214戦目で「妙子のヘソクリ」が初ドロップとなり、「妙子のヘソクリ」はその後219、232、239、289戦目にドロップと、ぱっと見てかなり偏りがある結果になっている。
試行回数を増やせばもう少し信頼できる結果になるだろうが、とにかく、「液体人間W1号はSFC版同様に低確率で『妙子のヘソクリ』か『強化パーツ』を落とす」のは間違いない。
最終編においてザコ敵のワールダークが落とすアイテムが「妙子のパンツ(ヘソクリ)」ではなく「昭和キントト砲」に変更されているのを確認しているので(詳細は▶最終編攻略 > データ集 > 敵データ)、リメイク版では「妙子のヘソクリ」の入手方法はワタナベイベント及び液体人間W1号のドロップのみ、ということになる。
動画「液体人間W1号のドロップアイテムを確認するため300回戦ってみた(リメイク版 ライブアライブ) - YouTube 」を公開中。適当に参照していただきたい。