基礎知識
戦闘関係
最終編を開始したら、攻略に必須になる「ブライオン」を雪山(勇者の山)頂上で回収したり、廃墟の町(ルクレチア城)のアイテムを集めながら、仲間を集め、レベル上げをしていく。
パーティメンバーが少ない間や、装備が充実していない場合、耐性属性などの関係で戦いにくい敵が相手の戦闘や、範囲攻撃を所持していない状態で敵が大量に出てきた時などは、ザコ戦でも無理せず、危険だと感じたら逃げるように。こまめにセーブしながら進めていくと良い。
ただしアキラがパーティに居る時は、テレポートすると30%程度の確率(筆者調べ)で「心のダンジョン」に飛ばされる可能性に注意。アキラ主人公時の一人旅の間でも飛ばされるため、特に注意したい。飛ばされた直後ならオートセーブは「飛ばされる直前のデータ」が残るようなので、予期せぬタイミングで飛ばされた場合は、すぐにオートセーブをロードすればダンジョンに飛ぶ前に戻れる(オートセーブに記された地名をきちんと確認してからロードすること)。
また、100回逃げると隠しボスのデスプロフェットが出現することになるが、リメイク版ではエンカウント率が低いので、序盤~中盤にきついザコ戦で逃げる程度ならば、あまり気にしすぎる必要はない。
広範囲攻撃が可能なキャラは陣形で1番目に配置して、最初に広範囲攻撃を出せるようにしておくと便利。
戦闘は基本に忠実に、位置取りに注意しながら、できるだけ敵の弱点を突きつつ叩いていく。
仲間が集まって4人パーティになり、城内の防具を回収したあたりから、7つのダンジョンの攻略を進めていく。
7つのダンジョンは、まずはボス戦がなくザコ敵のみ出現する鍵のダンジョン(おぼろ丸)・心のダンジョン(アキラ)でアイテムを回収しつつレベル上げをしてみたり、武器やアイテム回収だけならさほど難易度の高くない知のダンジョン(キューブ)・技のダンジョン(心山拳師範)あたりから攻略していくと良いだろう。
途中のザコときちんと戦いながら(マスタードラゴンやピスタチオ、イシュタールなど、倒しにくい敵は無理せず逃げても良い)あちこち巡っているうちに、主人公やメインで使っている仲間のレベルはどんどん上がっていく。
戦力に余裕が出てきたら、魔王山のアイテム回収ついでに、ヘッドプラッカーを倒してきても良いが、SFC版よりも強いので、最低限、オトリ役がレベル18くらいは欲しい(→ヘッドプラッカー攻略)。
次ページから、主人公に選んだキャラの開始地点及び、主人公に選んだキャラ以外を仲間にする方法、おまけで各キャラについて筆者の個人的な雑感を記す。
最大で4人パーティ、つまり主人公以外の3キャラと一緒に行動できる。それ以上の仲間を加えようとした場合は、仲間のうち誰かを外して加えることになる。再度仲間にする時は、主人公に選んだ場合の初期位置に居るので、話しかければ良い。おぼろ丸は初期位置の立て札を調べると出現する。
なお、集めた人数以下にすることはできない。4人パーティにしてから3人以下にするといったことは不可能。
主人公に選んだキャラ以外を仲間にする手順は、どの主人公でもほとんど同じ。
例えば高原日勝を仲間にする時には、廃墟の町(ルクレチア城)の地下牢に居る高原の元へ向かえば良いのであるが、高原との会話内容は主人公に選んだキャラにより少しずつ異なる。また、会話中に高原との戦闘になるが、サンダウンとキューブが主人公の時だけ戦闘にならない(その理由は会話内容でわかる)。これら会話の細かい違いを楽しむのも最終編の醍醐味のひとつである。
注意点その1で書いたとおり、「味方キャラを仲間にしたかどうかの判定」は、味方キャラをパーティに加えることではない。一緒に行くかどうかの選択肢が出た時点で「仲間にした」判定になっているため、ベストエンドを見る場合でも、必ずしもパーティに味方を加える必要はない。
だが、ラストバトルの後半では味方キャラ全員が戦うため、少なくとも初回プレイではきちんとパーティに加えて鍛え、装備も整えてやること。
仲間にしても、パーティ外のキャラに経験値が加算されることはない。
普通にプレイしていく場合は、仲間を入れ替えつつ進めていくことになるが、パーティから外したキャラの装備はそのままなので、入れ替え前に装備の確認を忘れずに。また入れ替えた後は、装備だけではなく陣形の見直しもすること。
パーティメンバーは最大4人なので、主人公+仲間3人で行動することになるが、ベストエンドを見るためには6キャラを仲間にしなければならない。つまり、途中で仲間を入れ替える必要がある。
本作では仲間を入れ替える際、メニュー画面で入れ替えができるなどの仕様はなく、「仲間にした場所で待機している仲間に話しかける」ことで再度仲間にできるようになっているため、入れ替えはやや手間がかかる。
誰を入れ替えながらどう進めるのが効率が良いかは、プレイヤーによりけりだが(初回プレイなら効率など考えずにプレイして構わないのだが)、当然ながら「仲間にする→そのキャラの固有ダンジョンに行って最強武器を手に入れる」を一度にやってしまうのが効率が良い。
また、順序とは別に、探索中のザコ戦対策のため、バランスの良いパーティ編成にするにはどう入れ替えるかも、考えてみると良い。具体的には、広範囲に攻撃ができたり状態異常で足止めができるキャラ、攻撃範囲は狭くても一撃の威力が高いキャラ、回復スキルが使えるキャラをできるだけバランス良くパーティに出入りさせれば戦闘で困ることが少なくなるだろう。
攻撃スキルなら、扱える属性の種類が多ければ敵の弱点を突きやすく便利。また、アキラが近未来編からメカ用の無限回数使用可能な攻撃アイテムを持ち込んでいるのなら、どのキャラも使用可能なので属性の種類を増やすこともできる。
その他、以下を考慮してみると良い。
戦闘に勝たないと仲間にならないキャラ(高原日勝、レイ、ポゴ、おぼろ丸)の倒し方について解説する。アキラは選択肢次第で戦闘回避可能なので、ここでは取り上げない。
主人公に選んだキャラとの一対一の戦闘になるため、まずは主人公の装備品をある程度整え(ルクレチア城の宝物庫で拾える防具があれば充分)、必要であるならレベル上げもする。キューブ主人公時は、最強武器が楽に取れるので、知のダンジョンで「17ダイオード」を取ってきてから挑むのがおすすめ。
更に、治り草群生地で「治り草」を多めに確保してから挑み、「治り草」でのバフ&回復を活用すると良いだろう。特に頑丈なポゴ相手だと長期戦になりがちなので、回復手段はきちんと用意しておくこと。
レベル2で最終編開始の高原などは、ある程度レベルを上げてやらないとそもそも攻撃が命中しにくいという問題があるので、どうしてもレベル上げが必要。
ただし、戦うことになるキャラのレベルよりも高くしないと勝てない、ということはない。主人公に選んだキャラの火力次第だが、多少低くても問題なく倒せる。もちろん、無策では負けるので、以下を参考に対策を練ってから戦うこと。
高原であれば、現代編で全てのスキルをラーニング済み、かつ、城で防具を入手してあれば、初期レベルの2でも、レベル14のポゴに勝てる。ただし通常プレイの範囲ならば、ある程度レベル上げをしてから挑むのをおすすめする。
仲間との戦闘の特徴について以下に記す。ちなみにアキラと戦闘になる場合も以下の法則に従う。
基本は3×2マス対角線位置(→解説)のような、相手から攻撃をくらわない位置から、待機時間なしのスキルで攻撃し続ければ良い。
また、「待機:短」のスキルの場合、相手の行動ゲージの溜まり度合が半分以下なら、相手の行動前に割り込んで出せるだろう。
対戦相手のレベル(高原の場合は現代編でラーニングしたスキル)を覚えているなら、どのスキルを使ってくるのかは上に記した法則で決まるため、安全に攻撃できる位置が判断できる。
対戦相手に側面や背面方向へ出せるスキルがないのであれば、行動ゲージを見つつうまく位置取りし続けて側面や背面を狙うと良い。
3×2マス対角線位置から攻撃するなら、以下のスキルがおすすめになる。心山拳師範3人はある程度のレベルまで上げないと覚えないスキルになってしまうが、この3キャラは隣接で強いスキルがたくさんあるため、さほどレベル上げせずとも相手の側面や背面を取りながらの接近戦でも勝てる。
その他、各キャラとの戦闘で注意すべきことを記す。
上で記したとおり、幕末編クリア時に覚えているスキルのうち、上位レベルで覚える4種類を使ってくるのだが、小判くれ壺やラーニングを活用していた場合は、高レベルで覚えるスキルも使ってくる。
例えば、レベル12で小判くれ壺やラーニングを使わずにクリアした場合、使うスキルは「忍法鎌イタチ」「修羅の印」「忍法雪木枯らし」「忍法火の鳥」。
一方、「影一文字」を小判くれ壺で習得してクリアしたという場合、使うスキルは「修羅の印」「忍法雪木枯らし」「忍法火の鳥」「影一文字」になる。
チャージなしで遠距離攻撃が可能な「忍法鎌イタチ」「手裏剣乱糸」が使える場合は、移動中に攻撃されないよう、おぼろ丸の行動ゲージを見ながら慎重に。
「忍法火の鳥」を覚えている場合、3×2マス対角線で攻撃し続けた場合にチャージゲージになったら「忍法火の鳥」なので、範囲外に退避すれば良い。おぼろ丸を中心として上下5マス、横無限範囲のため、おぼろ丸が居る場所から3マス以上上か下のラインに移動すれば良い。
「忍法火の鳥」はおぼろ丸の正面1マスに居る時でも使ってくることがあるので、優先順位は高いようである。
3×2マス対角線さえ保っていれば「忍法火の鳥」しか使ってこないので、とにかく接近しないこと。
側面や背面に出せるスキルが「忍法火の鳥」などのチャージスキルしかない場合は側面や背面狙いでも良いが、「影一文字」を覚えている場合は背面真横方向に出してくるので注意。
おぼろ丸が「忍法火の鳥」を覚えるレベルに到達していない場合は、3×2マス対角線位置に居ると「砂塵の術」で狙われることになるが、こちらもチャージスキルなのでチャージ中に範囲外に避難すれば良い。
ポゴがレベル9以上の場合、3×2マス対角線で攻撃し続けた場合にチャージゲージになったら「ウォ~ウォ~」が来るのだが、全体攻撃なので逃げることは不可能。回転や吹き飛ばしで止めるか、威力は低いので気にせずに攻撃し続けるかのどちらか。
「ウォ~ウォ~」には行動異常の「恐怖」の効果が付いているが、味方キャラは行動異常にならないので問題ない。ただし90度回転の効果も付いているため、チャージスキルのチャージ中に「ウォ~ウォ~」が命中するとチャージを中断されてしまう。チャージスキルの使用はポゴの行動ゲージを見ながら。
ポゴがレベル11~15だと使ってくるスキルは「ガボラッチョ」「キコキコ」「ウォ~ウォ~」「ズドゲラデイン」で、「ズドゲラデイン」の威力がかなり高いので範囲に入らないように。
素で悪属性耐性が付いているのでアキラの「ヘルイメージ」はダメージ量を軽減されるが、気にせず3×2マス対角線でひたすら「ヘルイメージ」か、「ウォ~ウォ~」を食らうつもりで背面に回り込んで「フレームイメージ」を入れ続ける手もある。回復は「セルフヒール」で構わないが、「治り草」を拾っておいてバフをかけても良い。
ポゴのHPが高いことと、原始編で装備を揃えていると防御も高いため、長期戦になりがちだが、事前に「治り草」を回収してHPが減ったら回復しつつ、位置取りさえ注意して叩いていけば問題なし。側面や背面狙いでも良い。あまりにもダメージが入らないようなら主人公のレベル上げをして挑みなおす方が良い。
レベルこそ2と低いが、全てのスキルを覚えさせた状態だとそれなりに強く、HPも高いので、あまり甘く見ずに3×2マス対角線などで地道に叩く。状態異常にし易いので、麻痺など行動不能にできるスキルがあれば側面や背面から当ててみるのも良い。
高原が全てのスキルを覚えている状態だと、本来レベル12・13・14・16で覚える「ジャーマンスープレックス」「浴びせ蹴り」「通打」「大激怒岩盤割り」を使用することになるのだが、「大激怒岩盤割り」は現代編のイヤウケアと同じく、腕封じ・足封じなど状態異常にして「大激怒岩盤割り」しか出せない状態でない限りは使ってこないと思われる。
よって全スキル習得状態ならば、側面や背面狙いで嵌めることができる。
正面隣接時は「痛打」の優先順位が高く、たまに「ジャーマンスープレックス」を使ってくる。「痛打」でステータスダウンが入ると面倒なので、隣接しないように。「浴びせ蹴り」の範囲にも入らないよう移動時に注意する。
また、高原が全スキルを覚えている場合、反撃スキルは使用してこないことになるのだが、高原が覚えているスキル次第では反撃スキルも使ってくる可能性がある、ということになるため注意。その場合でも3×2マス対角線から叩けば特に問題はない。
レイがレベル10なら、使ってくるスキルは「山猿拳」「シマリス脚」「老狐の舞」「星降拳」(※功夫編の修業次第で使用スキルは変化するだろう)。
いずれも3×2マス対角線位置なら食らう心配はない。
「老狐の舞」を覚えている場合は、側面で嵌めることはできない上、側面や背面に隣接すると「老狐の舞」を使われて腕封じや足封じにされる可能性もあることだけ注意。
上で記した通り、現代編で全てのスキルをラーニング済み、かつ、城で防具を入手してあれば、レベル2の高原でも、レベル14(かつ原始編最強装備)のポゴに勝つこともできる。
ある種のやりこみのようなものなので、通常プレイの範囲ならばここまでやる必要はない。
戦闘の腕に自信がある、最終編を主人公を変えながら周回プレイをしているのでちょっと変わったことをしてみたい、という場合はチャレンジしてみると面白いかもしれない。きちんと戦闘システムをわかっているのなら、さほど難しくはない。
まずは城で入手可能な防具を装備し、治り草群生地を出入りして「治り草」を10~20個ほど確保しておく。
倒し方としては、
長期戦になるが、「治り草」さえ尽きなければ撃破は可能。
なお、最終編初期レベルでレベル14のポゴに挑む場合、最大HPが低いサンダウンやユンも割と苦労するが、どのキャラでも「治り草」さえ大量に確保しておけばどうにかなる程度の難易度になっている。気が向いたら試してみると面白い。