基礎知識
戦闘関係
戦闘システムの調査、といいつつ、こちらも戦闘とはちょっと違うような気もするが、最終編における敵パーティ出現確率について検証を行ってみた。
敵からドロップアイテムを集める際、出現率の高いレベル帯を知りたい、という場合に役立つと思われる。
アイテムコレクターでなくとも、通常プレイ時、キューブ用の「強化パーツ」を集めたい場合に効率が上がるだろう。
まず前提として、今作における最終編の敵パーティの決定方法について以下に記す。同じことは最終編攻略にも記してある。
上に記した16段階の出現テーブルを、便宜上、ランク1~16まで数字を振っておく。
ランク1はレベル合計値11以下で、選ばれる敵パーティは7種類。
ランク2はレベル合計値12~23で、選ばれる敵パーティは12種類。
ランク3はレベル合計値24~31で、選ばれる敵パーティは8種類。
以降、ランク4以上はレベル合計値が8ずつ増えていく。また、選ばれる敵パーティは8種類。
ランク16では、レベル合計値128以上で、選ばれる敵パーティは8種類。以降、どれほど味方のレベルが上がっても、選ばれる敵パーティは変化しなくなる。
詳細な一覧表は、最終編敵パーティ出現テーブルに掲載してある。
以上の仕組みはSFC版を元にしているようだが、リメイク版では敵パーティの種類が増加したことから、ランク毎に選ばれる敵パーティの種類もまた増加している。
SFC版では「味方のレベルの合計値により4種類の敵パーティがそれぞれ1/4の確率で出現する」のだが、リメイク版では上の通り、7~12種類の敵パーティから選ばれる。
また、敵パーティが選ばれる確率には偏りがある。つまり出現しやすい敵パーティ、出現しにくい敵パーティが存在しているのである。
確率に偏りがあることは、筆者も敵パーティ出現テーブル作成時に大まかに把握はしていたのであるが、詳細な確率までは求めていない。
もし確率を求めるとなったら、公式からのデータがない以上、ひたすらエンカウントし続けて、どの敵パーティが出現するか記録していくより他ない。
しかも、ある程度信頼できる確率を求める場合は、かなりの試行回数が必要になる。
100回や200回程度では、乱数のブレで差があるかどうかわからない結果になるだろう(これまで当コンテンツの検証を見てくださった方には、容易に見当がつくだろう)。
今回の検討では、「各ランクで500回エンカウントして確率を求める」こととした。
ランクが16段階あるため、16×500、トータルで8000回分のエンカウントを繰り返した結果を以下に掲載している。
全データはlal_last_encount - Googleスプレッドシート を参照していただきたい。
また、効率良く検証するため、ランク1~2は魔王山、ランク3以上は力のダンジョンで計測している。
最終編のエンカウント率は、ダンジョン内だと高くなり、おそらく力のダンジョンのエンカウント率が一番高いためである。
この場合は、最初に記した通り、レベル合計値に4または8を加えた値で敵パーティが決定されることも計算に入れてある。
以下結果には敵パーティレベル(敵PtLV)も併記したが、これは、敵の強さと出現率に相関があるかどうかを見るためである。
敵パーティレベルについては、基礎知識 > 経験値を参照。
以下、結果は出現率の低いパーティ順に並べている。
敵パーティ | ザビエール×1 | ポウンバード×2 | ヌーベルルミエル×1 | ソウルイーター×2 ホラーバルブ×2 | オイディプス×1 ダイダロス×1 ポリディクティス×1 | クイーンテイル×3 | ルビータイラント×1 ケルベロ×4 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
エンカウント回数 | 40 | 58 | 69 | 70 | 82 | 87 | 94 |
出現確率 | 0.080 | 0.116 | 0.138 | 0.140 | 0.164 | 0.174 | 0.188 |
敵PtLV | 5 | 10 | 8 | 7 | 5 | 6 | 7 |
この検証のみ、「レベル2の高原が魔王山でエンカウント200回分」と「レベル7のキューブが魔王山でエンカウント300回分」の合計にしてある。
というのは、ランク1はレベル合計値11以下の場合のエンカウント率になるが、「レベル合計値2と7とでは出現確率が変化するかどうか」の検討をまず行う必要がある、と考えたからである。
例えば、レベルが低ければ低いほど、弱い敵パーティが出やすくなっている、といった法則が存在する可能性があるかどうかの調査である。
結果としてはこれといって差がなかったために、両方の結果を合計してある。
(実際にはゲーム内での計算式において数%ほど違いがある、という可能性もあるかもしれないが、人力での検証ではそこまでは判断できないので、ご了承いただきたい)
実際の結果であるが、敵パーティ毎に出現率が異なるのは間違いない。
一番確率が低いのが、一番弱いであろう「ザビエール×1」なのはちょっと意外であったが。
敵パーティレベルという面で見てみると、敵パーティレベルが高い、あるいは低い場合は、出現率を低めに設定している? と見ることもできる。
だが正直なところ、どういう理由で出現率の違いを設定したのかはよくわからない……。
実際のゲーム内データではおそらく、8%とか、12%とか、16%などといったきっちりした数字で出現率を設定しているはずだが、今回の測定結果では綺麗な数字として確率は出せていない。
上の7種類の敵パーティ出現率が順に「8%, 12%, 12%, 16%, 16%, 18%, 18%」ならちょうど合計100%で綺麗な数字が並び、また、上の結果ともなんとなく合っているように見えなくもないが、実際のところは不明である。
敵パーティ | ファントム×2 亡拳士×4 岩×2 | 強腕戦車×2 メカサタケ98×1 | ベアナックル×1 | クイーンテイル×8 | ヌーベルルミエル×1 | クイーンテイル×3 | 亡拳士×3 猫又×2 | ファントム×1 亡拳士×2 | クロノレギオン×3 | ポウンバード×2 | ルビータイラント×1 ケルベロ×4 | ソウルイーター×2 ホラーバルブ×2 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エンカウント回数 | 18 | 22 | 23 | 37 | 40 | 42 | 48 | 51 | 51 | 54 | 55 | 59 |
出現確率 | 0.036 | 0.044 | 0.046 | 0.074 | 0.080 | 0.084 | 0.096 | 0.102 | 0.102 | 0.108 | 0.110 | 0.118 |
敵PtLV | 11 | 13 | 11 | 9 | 8 | 6 | 10 | 10 | 11 | 10 | 7 | 7 |
12種類と最も多い敵パーティのパターンが存在するランク。
よって上の結果の信頼性も他ランクより低めであろうことはご了承いただきたい。
ただし、やはりこのランクでも、出現率に差は存在している。
また、このランクでは、おそらく戦闘の難易度が高めの敵パーティほど出現率を低めに設定しているのだろう、ということも推測できる。
キューブ一人旅の場合、鍵のダンジョン入り口のみ、ランク2の敵パーティが出現する。
「強化パーツ」を集める場合、ランク1だと「ポウンバード×2」「クイーンテイル×3」のパーティが落とすのでエンカウント率は合計29%程度。
ランク2では、「クイーンテイル×8」「強腕戦車×2、メカサタケ98×1」のパーティも落とし、エンカウント率は合計31%程度。
ランク2の方がほんのわずかだが稼ぎやすい?
他のアイテムのドロップも同時に狙うことを考えて、稼ぐ場所を考えても良いだろう。
敵パーティ | ブラキオペルタ×1 エントモパイラム×2 | ファントム×1 亡拳士×2 | ベアナックル×1 | クロノレギオン×3 | メカサタケ98×1 強腕戦車×1 大顔面×3 | エントモパイラム×2 ファントム×1 | 猫又×4 | クイーンテイル×8 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エンカウント回数 | 21 | 44 | 54 | 67 | 71 | 77 | 81 | 85 |
出現確率 | 0.042 | 0.088 | 0.108 | 0.134 | 0.142 | 0.154 | 0.162 | 0.170 |
敵PtLV | 11 | 10 | 11 | 11 | 13 | 13 | 11 | 9 |
これ以降は敵パーティの種類は8種類で固定になる。
ランク3は強めの敵パーティの出現率が低め、という、比較的わかりやすい出現率が設定されているように思える。
「ブラキオペルタ×1、エントモパイラム×2」「猫又×4」のように、貴重なドロップアイテムを落とす敵パーティもこのあたりから出現する。
また、「メカサタケ98×1、強腕戦車×1、大顔面×3」と「クイーンテイル×8」の出現率が高めなので、「強化パーツ」を集めるならこのランクも狙い目か。
普通に最終編をプレイしていると、仲間集めをしているうちにランク2~5あたりはあっという間に通過してしまう可能性も高い。
更にランク3~5は、メカサタケ98、強腕戦車、大顔面といった、比較的倒しやすい上「強化パーツ」を落とす敵も出現する点でも重要である。
アイテムを本気で稼ぐ場合、ここから先は、味方のレベルアップを防ぐためセーブ&ロードでの敵パーティ厳選が必要になってくる。
敵パーティ | メカサタケ98×1 強腕戦車×1 大顔面×3 | クロノレギオン×3 | ベアナックル×1 | グラシャラボラス×2 | グラシャラボラス×1 ソウルイーター×4 | 強腕戦車×2 メカサタケ98×1 | エントモパイラム×2 ファントム×1 | 猫又×4 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エンカウント回数 | 36 | 38 | 58 | 63 | 63 | 73 | 76 | 93 |
出現確率 | 0.072 | 0.076 | 0.116 | 0.126 | 0.126 | 0.146 | 0.152 | 0.186 |
敵PtLV | 13 | 11 | 11 | 15 | 13 | 13 | 13 | 11 |
「ブラキオペルタ×1、エントモパイラム×2」「猫又×4」の出現率がランク3から一気に上がるため、ドロップアイテムを狙うのであれば狙い目のランク。
パーティを4人集めるとこのレベル帯をあっという間に越えてしまうであろうから、やはりドロップアイテムを狙う場合、パーティメンバーが2~3人あたりで挑戦するのが良さそうだ。
ランク3で初登場の「メカサタケ98×1、強腕戦車×1、大顔面×3」が、ランク4では出現率がいきなり下がる理由はよくわからない。
入れ替わりで「強腕戦車×2、メカサタケ98×1」のパーティも入ってくるので、「強化パーツ」を落とす敵の出現率はそこそこ。
敵パーティ | イシュタール×1 | 強腕戦車×2 メカサタケ98×1 | 大顔面×3 マスタードラゴン×1 | ヌーベルルミエル×1 バーバリアン×6 | ブラキオペルタ×1 エントモパイラム×2 | グラシャラボラス×1 ソウルイーター×4 | ベアナックル×1 ヌーベルルミエル×3 | 猫又×4 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エンカウント回数 | 22 | 58 | 60 | 68 | 68 | 70 | 73 | 81 |
出現確率 | 0.044 | 0.116 | 0.120 | 0.136 | 0.136 | 0.140 | 0.146 | 0.162 |
敵PtLV | 20 | 13 | 12 | 11 | 11 | 13 | 12 | 11 |
このランク5からランク7まで、「イシュタール×1」が出現するが、出現率はいずれも5%前後であり、エンカウントする可能性がかなり低く設定されていることがわかる。
ちなみにSFC版では「イシュタール×1」が出現するのはレベル合計値60からであったため、リメイク版ではかなり低めのレベル帯で出現するように変更されている。このランク5くらいで出くわすとかなりの強敵。しかもリメイク版では石化が効きにくくなっているので余計にきつい。
ドロップアイテム自体はさほど貴重品ではないので、経験値稼ぎ以外では倒す必要はさほどない。
また、ここでマスタードラゴンが初登場する。パーティ編成次第で楽に倒せることもあるが、逆に苦戦するようなら逃げた方が良い。
幕末編持ち越しの「水神の鱗」さえあれば、冷水地形のダメージで撃破できる。
キューブが「17ダイオード」を装備していれば「ノイズストリーム」をかけて一発で倒せるし、サモの「ほいこーろー」が活躍し始めるのもここから。
マスタードラゴン、大顔面ともに「強化パーツ」をドロップするため、「強化パーツ」狙いなら、ここまでにおぼろ丸を仲間にして「水神の鱗」を入手しておくなりして、マスタードラゴンを倒せるようにしておきたい。
「猫又×4」が高確率で出現する最後のランクになるので、ドロップ狙いなら経験値が大量にもらえるイシュタールを避けつつ、猫又退治に励むのが良いだろう。
敵パーティ | イシュタール×1 | 大顔面×3 マスタードラゴン×1 | グラシャラボラス×2 | ヌーベルルミエル×1 バーバリアン×6 | ベアナックル×1 ヌーベルルミエル×3 | グラングラス×1 大顔面×2 | グラングラス×1 ホラーバルブ×2 | ブラキオペルタ×1 エントモパイラム×2 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エンカウント回数 | 29 | 56 | 59 | 68 | 70 | 70 | 72 | 76 |
出現確率 | 0.058 | 0.112 | 0.118 | 0.136 | 0.140 | 0.140 | 0.144 | 0.152 |
敵PtLV | 20 | 12 | 15 | 11 | 12 | 14 | 13 | 11 |
「ブラキオペルタ×1、エントモパイラム×2」が出現する最後のランク。出現率も高め。
またランク6以上では必ずいずれかの敵パーティにグラングラスが含まれるようになる。HPが高く、弱点が鈍・悪属性(味方キャラの中で所持しているのが少ない属性)と倒しにくいのが厄介。しかも大抵のランクで出現率がそれなりに高いのも今回の調査でわかっている。
敵パーティ | イシュタール×1 | グラシャラボラス×2 ベアナックル×2 | グラングラス×1 ホラーバルブ×2 | 大顔面×3 マスタードラゴン×1 | ピスタチオ×1 グラシャラボラス×4 | グラングラス×2 | ツナヨシ×1 ルビータイラント×1 おイヌ様×9 ケルベロ×4 | ツナヨシ×1 おイヌ様×14 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エンカウント回数 | 26 | 58 | 60 | 64 | 68 | 73 | 75 | 76 |
出現確率 | 0.052 | 0.116 | 0.120 | 0.128 | 0.136 | 0.146 | 0.150 | 0.152 |
敵PtLV | 20 | 14 | 13 | 12 | 17 | 15 | 17 | 14 |
BREAK DOWNで倒しやすい、ツナヨシやおイヌ様の敵パーティが出現し始める。普通にプレイしていてもいつの間にか集まっている「月ウサギの足」だが、今回の調査の通りに出現率が高く、かつドロップ率も比較的高めのおイヌ様が落とすことから、そこそこの数が集まるということがわかる。
一方で厄介者のピスタチオが出現するのもここから。しかも「ピスタチオ×1、グラシャラボラス×4」は敵の配置も面倒で非常に倒しにくい。無理せず逃げるのも手。
敵パーティ | マスタードラゴン×2 ピスタチオ×5 | グラングラス×2 | マスタードラゴン×1 ピスタチオ×2 | ピスタチオ×1 グラシャラボラス×4 | グラシャラボラス×2 ベアナックル×2 | ツナヨシ×1 ルビータイラント×1 おイヌ様×9 ケルベロ×4 | ツナヨシ×1 おイヌ様×14 | グラングラス×1 バーバリアン×9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エンカウント回数 | 26 | 58 | 58 | 62 | 65 | 73 | 79 | 79 |
出現確率 | 0.052 | 0.116 | 0.116 | 0.124 | 0.130 | 0.146 | 0.158 | 0.158 |
敵PtLV | 18 | 15 | 17 | 17 | 14 | 17 | 14 | 18 |
マスタードラゴンとピスタチオがワラワラと出現しはじめるランク。
マスタードラゴンが含まれる敵パーティは出現率が低めだが、ピスタチオ自体は出現率がさほど低めに設定されている敵ではないようで、「ピスタチオ×1、グラシャラボラス×4」はこのランクでもそこそこの出現率である。
一概に「倒しにくい敵パーティは出現率が低め」ということではないようだ。
敵パーティ | マスタードラゴン×2 ピスタチオ×5 | グラングラス×1 バーバリアン×9 | マスタードラゴン×1 ピスタチオ×2 | ツナヨシ×1 ルビータイラント×1 おイヌ様×9 ケルベロ×4 | 次元 源左衛門×3 | ティタンブラッド×1 | コロコロムシ×1 | 次元 源左衛門×1 クロノレギオン×1 バーバリアン×2 ファントム×1 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エンカウント回数 | 22 | 59 | 60 | 63 | 66 | 70 | 77 | 83 |
出現確率 | 0.044 | 0.118 | 0.120 | 0.126 | 0.132 | 0.140 | 0.154 | 0.166 |
敵PtLV | 18 | 18 | 17 | 17 | 18 | 19 | 17 | 20 |
ここからは、次元 源左衛門、ティタンブラッド、コロコロムシといった、SFC版でも最終編終盤でおなじみの顔ぶれが登場する。
また、SFC版ではなかった、低レベル帯で出現した敵が大挙してパーティを組んで出現し始める。
プレイヤーによってはラストボスを撃破しに行くくらいのレベル帯になるだろう。
SFC版とは異なり、「ティタンブラッド×1」がきちんと経験値をくれる上、敵PtLVもそこそこ高く、一体で出現するので倒すのもさほど大変ではない。SFC版では避けていたプレイヤーも多いだろうが、出現率もそこそこだし、レベル上げをするなら倒して稼いでおきたい。
このレベル帯ではコロコロムシが倒しにくいのは相変わらずな上に、経験値も大して稼げないし(SFC版では経験値が0だったことに比べればマシになってはいる)、アイテムのドロップ率も低いので無理に相手をする必要はない。その割には出現率がそこそこ高めに設定されているのが謎である。
敵パーティ | ホラーシップ×1 | 次元 源左衛門×3 | ティタンブラッド×1 ピスタチオ×14 | ティタンブラッド×1 | グラングラス×1 バーバリアン×9 | バロクレスト×1 グラングラス×1 | コロコロムシ×1 | 次元 源左衛門×1 クロノレギオン×1 バーバリアン×2 ファントム×1 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エンカウント回数 | 26 | 46 | 60 | 62 | 71 | 74 | 76 | 85 |
出現確率 | 0.052 | 0.092 | 0.120 | 0.124 | 0.142 | 0.148 | 0.152 | 0.170 |
敵PtLV | 22 | 18 | 20 | 19 | 18 | 21 | 17 | 20 |
「ホラーシップ×1」が初登場。以降も登場はするが出現率はいずれも低め。「強化パーツ」を落としてはくれるがドロップ率も低めのようである。
この先はホラーシップを始め、「強化パーツ」を落とす敵が強くなる一方なので、「強化パーツ」集めはランク8~9あたりで頑張っておくのが無難か。
敵パーティ | ホラーシップ×1 | リンバースキュラ×4 | コロコロムシ×1 | 次元 源左衛門×3 | バロクレスト×2 | バロクレスト×1 グラングラス×1 | 次元 源左衛門×1 クロノレギオン×1 バーバリアン×2 ファントム×1 | グラングラス×1 グラシャラボラス×1 猫又×3 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エンカウント回数 | 25 | 55 | 64 | 67 | 68 | 68 | 72 | 81 |
出現確率 | 0.050 | 0.110 | 0.128 | 0.134 | 0.136 | 0.136 | 0.144 | 0.162 |
敵PtLV | 22 | 22 | 17 | 18 | 23 | 21 | 20 | 22 |
普通にプレイしている場合、レベルを上げたとしてもこのあたりでラストボスに挑むことになるかと思われる。
SFC版で経験値稼ぎができた「リンバースキュラ×4」が登場するが、リメイク版ではさほど経験値をくれる訳ではない。こちらもイシュタール同様、石化では倒しにくくなっている。
SFC版では一切経験値をくれなかった「バロクレスト×2」だが、リメイク版では「リンバースキュラ×4」より経験値を稼げるし倒すのも楽。
また、猫又が再登場し、かつ、出現確率も高めに設定されている。
この先はラスボス戦のためのレベル上げというよりは、ラスボス撃破後のデータでアイテム集めをしてみたり、ヘリオスハウントやワールダークといった最強ザコ敵と戦ってみるためのレベル上げになっていくだろう。
敵パーティ | ポワッシー×1 | ホラーシップ×1 | バロクレスト×2 | 岩×5 マスタードラゴン×4 ピスタチオ×6 | リンバースキュラ×4 | グラングラス×1 グラシャラボラス×1 猫又×3 | バロクレスト×1 グラングラス×1 | 次元 源左衛門×2 ソウルイーター×13 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エンカウント回数 | 24 | 48 | 54 | 59 | 74 | 75 | 77 | 89 |
出現確率 | 0.048 | 0.096 | 0.108 | 0.118 | 0.148 | 0.150 | 0.154 | 0.178 |
敵PtLV | 25 | 22 | 23 | 25 | 22 | 22 | 21 | 25 |
「ポワッシー×1」が初登場。リメイク版では経験値をしっかりくれるようになっている。
また、SFC版でもおなじみ、岩に味方キャラが閉じ込められた状態でのマスタードラゴン&ピスタチオのパーティも登場する。
リメイク版初登場の「次元 源左衛門×2、ソウルイーター×13」の敵パーティが経験値を稼ぎやすい上に出現確率が高めなので、レベル上げはやりやすいランクになるか。
敵パーティ | ホラーシップ×1 コロコロムシ×4 | バロクレスト×2 | 次元 源左衛門×2 ソウルイーター×13 | グラングラス×1 ベアナックル×1 ヌーベルルミエル×1 ケルベロ×12 | ヘリオスハウント×2 | 岩×4 コロコロムシ×8 ピスタチオ×2 マスタードラゴン×1 | リンバースキュラ×4 | ポワッシー×1 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エンカウント回数 | 15 | 31 | 32 | 33 | 36 | 40 | 62 | 251 |
出現確率 | 0.030 | 0.062 | 0.064 | 0.066 | 0.072 | 0.080 | 0.124 | 0.502 |
敵PtLV | 27 | 23 | 25 | 27 | 25 | 26 | 22 | 25 |
予想外の結果が出たのがこのランク13である。
見ての通り、「ポワッシー×1」が50%の確率で出現する(500回のエンカウントのうち、251回出現)という、これまでとは明らかに異質な結果である。
検証中も、どうもおかしいと思い、301回目からはNintendo Switch版に切り替えた(それまではロードが速いPS4版で測定していた)。
Nintendo Switch版でのデータは、パーティ編成とレベル合計値が若干PS4版データとは違いがあるのだが、やはり残り200回も同じような結果が出た。
まさか力のダンジョンという場所自体のせいかとも思い、本能のダンジョンへ移動して更に100回分エンカウントしてみたが、同じような結果だった(この100回分は、上データには加えていない)。
何をどうやっても、このランクでは「ポワッシー×1」の出現率が高すぎるのである。
理由は全くわからない。
また、最終編をクリアする通常の平均レベルより高いランクなので(4人パーティならレベル平均26~27.75)、このことに気づいたプレイヤーはさほど居ないのではないだろうか。実際レベル99までレベル上げをしたことがある筆者も、今回改めてカウントしてみてやっと気づいた程度である。
何はともあれ、ポワッシーは貴重な「コイツぁタマゲタ」をドロップするため、「コイツぁタマゲタ」稼ぎならこのランクで狙うと楽だろう。
敵パーティ | ワールダーク×1 | ポワッシー×1 | 岩×5 マスタードラゴン×4 ピスタチオ×6 | ホラーシップ×1 コロコロムシ×4 | バロクレスト×1 次元 源左衛門×1 亡拳士×8 | 岩×4 コロコロムシ×8 ピスタチオ×2 マスタードラゴン×1 | グラングラス×1 ベアナックル×1 ヌーベルルミエル×1 ケルベロ×12 | ヘリオスハウント×2 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エンカウント回数 | 25 | 52 | 56 | 68 | 72 | 75 | 75 | 77 |
出現確率 | 0.050 | 0.104 | 0.112 | 0.136 | 0.144 | 0.150 | 0.150 | 0.154 |
敵PtLV | 32 | 25 | 25 | 27 | 28 | 26 | 27 | 25 |
ここで最強ザコ・ワールダークが初登場し、本作におけるザコ敵が全て登場することになる。
ただし以降も、ワールダークの出現率は低めに設定されている。
一方で同じく強敵である「ヘリオスハウント×2」はこのランクで出現率が高めに設定されている。このあたりのレベル帯ではまだまともに勝負するときつい相手。
「ポワッシー×1」の出現率はがくっと下がっており、ランク13の設定がやはり妙なのでは、という気になってくる。
敵パーティ | ワールダーク×1 | ヘリオスハウント×2 | バロクレスト×1 次元 源左衛門×1 亡拳士×8 | ポワッシー×1 | イシュタール×1 ティタンブラッド×1 | 岩×5 マスタードラゴン×4 ピスタチオ×6 | グラングラス×1 ベアナックル×1 ヌーベルルミエル×1 ケルベロ×12 | 次元 源左衛門×2 ソウルイーター×13 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エンカウント回数 | 31 | 58 | 60 | 63 | 64 | 73 | 75 | 76 |
出現確率 | 0.062 | 0.116 | 0.120 | 0.126 | 0.128 | 0.146 | 0.150 | 0.152 |
敵PtLV | 32 | 25 | 28 | 25 | 29 | 25 | 27 | 25 |
ここでイシュタールがティタンブラッドと共に再登場する。まあまあ倒しやすい敵パーティの上、経験値はそこそこもらえる。
「ワールダーク×1」の出現率は低いままである一方で、ここでなぜか「ヘリオスハウント×2」の出現率も下がる。
「ポワッシー×1」の出現率はランク14より少し上がった程度に収まっている。ランク13はいったい何だったのか。
敵パーティ | ワールダーク×1 | ワールダーク×1 イシュタール×1 ホラーシップ×1 | ポワッシー×1 バロクレスト×1 リンバースキュラ×2 ブラキオペルタ×1 | グラングラス×1 ベアナックル×1 ヌーベルルミエル×1 ケルベロ×12 | イシュタール×1 ティタンブラッド×1 | 次元 源左衛門×2 ソウルイーター×13 | ヘリオスハウント×2 | バロクレスト×1 次元 源左衛門×1 亡拳士×8 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エンカウント回数 | 17 | 24 | 58 | 74 | 75 | 82 | 85 | 85 |
出現確率 | 0.034 | 0.048 | 0.116 | 0.148 | 0.150 | 0.164 | 0.170 | 0.170 |
敵PtLV | 32 | 35 | 30 | 27 | 29 | 25 | 25 | 28 |
これが最上位のランクになり、このランクでしか出現しない「ワールダーク×1、イシュタール×1、ホラーシップ×1」「ポワッシー×1、バロクレスト×1、リンバースキュラ×2、ブラキオペルタ×1」の出現率は低め。
「ワールダーク×1」も低いままだが、「ヘリオスハウント×2」の出現率はそこそこ、という結果になった。
これまでの結果をまとめると、敵パーティの種類が8種類の場合の出現率はだいたい、低確率だと4~6%程度、高確率だと16~18%程度に設定されているようである。
ただし上に記したとおり、ランク13は例外となっており、これが意図的に設定されたものか、あるいは何らかのミスになるのかはわからない。
敵パーティレベル(敵PtLV)と出現率に相関があるかどうかだが、はっきり言えば「これといって相関はなさそう」である。
弱めの敵と強めの敵の出現率がやや下がる傾向があるが、例外もある。
共通の傾向としては、「マスタードラゴン」「イシュタール」「ホラーシップ」「ワールダーク」が含まれる敵パーティは出現率がランク内で低く設定されているようである。
「強化パーツ」を集めたい場合、マスタードラゴンが含まれるパーティの出現率が低めであることから、ある程度レベルが上がってからマスタードラゴンと勝負するより、低レベルのうちから(ランク3あたりから)「強化パーツ」を落とす敵を狙って倒していく方が効率は良さそうである。
SFC版であったら、鍵のダンジョン以外、どんな場合でも1/4(25%)で均等に4種類の敵パーティが出現したことに対し、リメイク版では4~18%程度でしか敵パーティが出現しないことから、狙った敵パーティを出現させるのはSFC版よりも難しい、ということになる。
しかもリメイク版はエンカウント率がSFC版よりも下がっているため、ドロップアイテム狙いの場合、力のダンジョンの高エンカウント率を利用しないとより時間がかかる。
リメイク版はSFC版に輪をかけてアイテムコレクター泣かせである、ということが身にしみてわかったように思える……。