1人ベストエンドクリア 概略
1人ベストエンドクリアとは、
- オルステッド主人公以外で最終編を開始し、主人公以外のキャラ6人を仲間にするが、パーティには加えない
- それ以外は特に縛りはなく、主人公1人で魔王山頂上へ向かいラストボスを撃破、ベストエンドを見る
という、筆者が勝手にルールを決めた制限プレイである。
レベル上げやアイテム使用は自由なので、割と緩めの縛りプレイと考えていただいて構わない。
運やテクニックはさほど必要とせず、根気さえあれば誰でも可能であるし、「こんなこともできる」という、本作の自由度を知っていただくための制限プレイでもある。
SFC版でも可能であり、筆者も全キャラでチャレンジしたことがある。
ただし、リメイク版には「リメイク版ラストバトル」が追加されたため、リメイク版ラストバトルが乗り切れるのかどうか? を含め、リメイク版でも1人ベストエンドクリアができるかどうか、まずはポゴを主人公にして試走してみた。
ポゴを選んだのは、「コーラのビン」「王者のキバ」「ウホホマスク」のおかげで攻守ともにまったく苦労せずラストボスを倒せるからである。
実際、ポゴはレベル16でラストボス戦をクリアしベストエンドを見ることはできたのであるが、試走でリメイク版での1人ベストエンドクリアの難易度はSFC版より高いということが判明した。
- ピュアオディオ戦で、「セントアリシア」などが来ない安全マスがなくなった
SFC版では右上か左上のマスに居れば、「キャンセラレイ」しかくらわないため、石化耐性の装備は必要なかった。
だがリメイク版では石化耐性を付けないと危険だろう。バフをかけまくって石化する確率を減らす手もあるが、保険として石化耐性装備は欲しい。
この点については、後で壮大な思い込みと勘違いだったと気がつくのだが、それはまた後で……
- リメイク版ラストバトルの存在
おぼろ丸やアキラ、心山拳師範など、各シナリオで好きなだけレベル上げが可能なキャラも居るが、筆者はおぼろ丸・アキラ・ポゴがレベル14、心山拳師範3人はレベル10で各シナリオをクリアしたデータで最終編に臨んだ。
結果、リメイク版ラストバトルでは、レベルが14以下、装備もステータスも貧弱な状態で仲間が加わることになるのだが、はっきり言ってリメイク版ラストバトルではほとんど戦力にならない。何しろ、攻撃がろくに命中しないし、敵の攻撃であっという間に倒されてしまう。
しかもこちらでも状態異常(石化含む)の問題が発生する。
前半は実質主人公ひとりで戦うようなものであり、後半に残り3人が出てきた時は攻撃アイテムに頼るしかなさそうである。
ただし悪いことばかりではなく、SFC版よりも楽になっている点も存在した。
- ピュアオディオ戦後の、各主人公によるボスラッシュの難易度は下がっている
SFC版では、最終編仕様のオディ・Oにレベル2のままの高原が挑むと、攻撃がろくに命中せず攻撃アイテムに頼るしかなかったのだが、リメイク版では現代編のラストバトルと同じ感覚で戦って充分に勝てる。
同じくSFC版ではややきつめのサンダウンについても、攻撃アイテムなしで勝てたため、攻撃アイテムはリメイク版ラストバトルに全て回すことが可能。
以上より、
- 石化耐性装備を1つは手に入れてラストバトルに挑むべきだろう。
- リメイク版ラストバトルのことを考えると、主人公はレベル20以上、できればレベル25くらいまで上げてから挑んだ方が良いだろう。
と、筆者は考えるに至った(あくまでも、この時点での目算)。
石化耐性装備だが、ザコ敵のブラキオペルタが運良く石化防止の装備「ロックフィスト」を落としてくれることを願うか、エリアル系装備を入手するかのどちらか。
エリアル系装備の場合は隠しボスを撃破する必要があるが、どのキャラでも入手できるのは100逃げのデスプロフェットか、異次元に出現するヘッドプラッカーのどちらかになる。
他の隠しボスは各キャラの固有ダンジョンに出現し、ユラウクスはキューブ主人公時のみ、ジャギィイエッグはサンダウン主人公時のみ、アムルクレチアはポゴ主人公時のみ。しかもキューブは素で石化無効、ポゴは「王者のキバ」を持ち込めば石化耐性が付く。
ヘッドプラッカーを倒すのは仲間が居ないと辛いため、デスプロフェットを狙うことになるだろう。
デスプロフェット撃破でもらえる「エリアルメイル」は防御自体も高いため、有利に立ち回れるはず。
デスプロフェットは、リメイク版では近距離戦だと石化効果のあるスキル「石化球体」を使ってこないため(※と思っていたのだが、この後実際に戦ってみたところ、これまた誤解と気づく)、1人で戦う場合でも勝機はある。ただし接近戦で使うスキル「次元空裂断」の威力が高いので、HPや防御の低いキャラが戦うには不安が残る。
デスプロフェットに挑むにしても、リメイク版ラストバトルにしても、主人公のレベルはとにかくできるだけ高い方が良い。
かといってレベル99まで上げるとか、「強化パーツ」を何十個と入手してキューブのHPをMAXまで上げるとか、そこまでやるのは手間がかかりすぎるし、緩めのやりこみといってもやりすぎになるだろう。リメイク版ではバフアイテムで補強も可能なはず。
よって主人公はレベル25まで上げて挑んでみよう。レベル25もやりすぎかもしれないが、特にHPが低めのユンやサンダウンはこのくらいは必要ではないだろうか。
キューブについては、仲間キャラのレベル25というと命中と回避が35前後のため、目標としては命中&回避が35(つまり「強化パーツ」13個分)を目指してみよう。
HP上昇の低いサンダウンとユンは、HP上昇値の吟味もした方が良いかもしれない。
(と考えたのだが、結局レベル25はやはりやりすぎと後々で気づく)
と、見当をつけて開始。
以降、ポゴでの試走以外、下調べはほぼない状態の手探りプレイになっていることをご了承願いたい。
先にも述べた通り、この時、筆者はリメイク版のラストバトル関係の仕様についてかなり勘違いをしており、この1人ベストエンドクリアを通してラストバトルの攻略をかなり書き直している。
よってこの先にも「なんかこの攻略サイトの管理人、おかしなこと言ってね?」という部分が含まれているが、そのあたりは現在攻略ページを修正してある。
他にも、「どうやらデバフの重ねがけはできてもバフの重ねがけはできない(時間延長は可能)」ということがわかる前だったために、意味もなく「治り草」を複数回連続使用していたりもする。
またダメージ量はランダムで±20%程度ブレることも後々で判明したので、ところどころで記したダメージ量についてもブレがあることを考慮していただきたい(つまり再現しようとしても多分ダメージ量はブレる)。
ということをご理解いただいた上で、この先読み進めていただければ幸いである。
なお仲間が居ない分、敵は弱い状態が続くので、非常にレベルが上げにくい。
どんなザコでも経験値は最低5くれるので、20回戦えば確実にレベルアップはする。
よってこの制限プレイの大半は、レベル上げと100逃げに費やすことになる……。
他に考慮しておく点
- アイテム持ち込み
リメイク版では各シナリオの主人公たちが装備など多数のアイテムを持ち込めるようになったが、アイテムが加わるのは「仲間がパーティに加わった時点」のため、1人ベストエンドクリアでは主人公に選んだキャラ以外、アイテムの引き継ぎはできないということになってしまう。
この点により、ポゴはSFC版以上に有利となっている。
- ステータスアップ(バフ)
リメイク版におけるバフ効果は非常に重要。
「印籠」を持ち込めるおぼろ丸以外は、「治り草」を大量回収して、戦闘で有効活用したい。装備品で楽ができるポゴも同様。
なお、高原の「気合い溜め」やユンの「自己安静息」、レイの「虎咆精気法」、キューブの「アップグレード」などにもステータスアップ効果があるが、全ステータスを上げられるスキルではないため、「治り草」と併用したい。
「治り草」は無限に回収可能だが、防御(物防と特防)が上がらない点が少々心配。「印籠」ならば防御も上がる。
また、治り草群生地で「治り草」を取る時は、ポゴがうろうろしているとうっかり話しかけて仲間にしてしまう可能性もあるため、最初に会った時、ポゴが草むらに隠れたタイミングで群生地への出入りを繰り返して一定数確保してしまうと良い。
- 治り草:物攻UP・特攻UP・素早さUP・UP命中・回避UP
- 自己安静息:物攻UP・物防UP
- 虎咆精気法:素早さUP・命中UP・回避UP
- アップグレード:物攻UP・物防UP・特攻UP・特防UP・素早さUP
- 気合い溜め:物攻UP・特攻UP・命中UP・回避UP(待機時間あり)
- 装備による状態異常耐性・属性耐性
上で述べた石化耐性装備以外に、ラストバトルに向けて必要となる装備について。
- ユニコーンホーン:酔い耐性
- アルゴスの瞳:眠り耐性
- 極楽鳥の尾バネ:善・悪耐性
「ユニコーンホーン」はルクレチア城と魔王山で合計5つ拾える。「アルゴスの瞳」は魔王山で拾える。よって全キャラ共通で所持可能。
「極楽鳥の尾バネ」はルーベルルミエルのドロップ。「ウホホマスク」を装備しているポゴ以外は、ラストバトルでのダメージ量を抑えるために欲しいところ。
- 各種攻撃アイテム
リメイク版ラストバトル用。
特に、ルクレチア城で拾える「パラサイトソード」は、Hit数8の「みじん切り」というスキルが出る消費アイテムであり、かなり強力。
リメイク版ラストバトルで残り3人が出てきた時に切り札となるはず。
ただ、SFC版では、命中が低い(つまりレベルが低い)と「パラサイトソード」すらろくにHitしてくれなかったため、高原のタイマン戦で苦労した。
リメイク版ラストバトルで、どれくらいHitしダメージを与えてくれるのかが未知数である……(ポゴで試走した時に使わなかったので。使っておけば良かった……)